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ベクターソフトニュース - 2000.06.21
MOUSER for Windows 95/98/NT4.0/2000 MOUSER for Windows 95/98/NT4.0/2000 Ver.2.01
マウスで行える操作・機能をキーボードで代替できるエミュレートソフト
Windows 2000/98/95/NT シェアウェア
「MOUSER for Windows 95/98/NT4.0/2000」の動作画面
■ホットキーの設定画面。あらかじめ適当なキーが設定されているが、カスタマイズも可能

マウスポインタの移動、クリック、ウィンドウの移動などを、マウスを使わずにキーボードから行えるマウスのエミュレートソフト。「デスクトップ」や「お気に入り」といった特殊フォルダの表示機能、タスク切り替え機能、スクリーンセーバ起動機能も備える。

MOUSERは、マウスを使用することなく、マウスで行える機能・操作の代替をキーボードで可能にする常駐ソフト。【Ctrl】+【Shift】+(α)などのホットキーを設定することにより、
  • ウィンドウの上下左右移動
  • ウィンドウサイズの拡大・縮小
  • ウィンドウの最小化・最大化・元のサイズに戻す
  • マウスポインタの移動
をキーボードから操作できる。ウィンドウの移動、拡大・縮小は1〜32ドットの間で任意に設定することが可能だ。

カーソル移動モードを選択すると、デスクトップ上にマウスポインタの移動単位を示すメッシュ(フレーム)が表示され、カーソルキーなどを使ってその単位でマウスポインタを移動できる。この画面分割数もXY方向それぞれ1〜99の間で任意で設定可能(ただし、画面解像度により近似値に自動設定される)。また、【Shift】キーとの組み合わせによる指定ドット数の詳細移動や、逆に【Ctrl】キーとの組み合わせによるジャンプ移動、さらに、ポインタのワープ(カーソルが左端にある場合に、さらに左移動を指定すると、デスクトップの右端にポインタが現れる)も行える。

マウスポインタ移動後に、その場で左クリック/右クリック/左ダブルクリックのマウスボタン操作をエミュレートさせることも可能で、あらかじめ設定された6種類のキーコンビネーションからパターンを選択できる。

マウス機能のエミュレートのほかにも、タスク切り替え機能、特殊フォルダの表示機能、スクリーンセーバ起動機能がある。このうち特殊フォルダの表示は、「デスクトップ」「お気に入り」「送る」「スタートメニュー」など、アクセスするのが多少面倒なWindowsの特殊用途のフォルダを、メニューから一発で表示させられるというもの。そのほか、メニューからは「マウスのプロパティ」画面も呼び出せる。

メニューの呼び出し、設定画面の呼び出し、MOUSER自身の終了などにもホットキーを割り当てることができる。

reviewer's EYE マウスの持つ「操作」面でのエミュレーションと「機能」面でのエミュレーション──両者のいいところをうまく取り入れたのが、MOUSERだ。

マウスエミュレーション機能は、実はWindowsにも標準で備わっている。「ユーザー補助」の「マウスキー」機能だ。この機能はマウスの操作エミュレーションのみの機能だが、例えば「ペイント」で絵を描くのにも使えたりするなど、適用範囲が広い。

MOUSERの場合、カーソル移動には「カーソル移動モード」という専用のモードを用いるため、ペイントでの描画など、ドラッグ操作を使う機能には利用できない。だが、一定の単位でカーソルを自由にジャンプできたり、非常に多くのショートカットにより、ほとんどの操作を一発呼び出しできる点が魅力といえるだろう。ショートカットの数が多いため、これらをすべて記憶するのはかなり難しいが、自分がよく使う機能を覚えておくだけでもかなり便利だ。

マウスが使いづらいノートPCでは、多くの人がショートカット機能をうまく使いこなしている。これらのショートカットを大幅に拡張できるだけでも、MOUSERの利用価値はかなり大きい。ノートPC利用者には特にお勧めのツールだ。
(天野 司)


スクリーンショット》 基本設定画面。マウス移動の際、この設定だとデスクトップ上に16×16のメッシュが表示される。マウスボタンのエミュレートは6種類から設定可能
スクリーンショット》 カーソル移動モード時に表示されるメッシュ。マウスポインタはこのフレームを将棋の駒のように移動する
スクリーンショット》 MOUSERのタスク切り替え画面。表示アイコンのサイズを変更することも可能
スクリーンショット》 特殊フォルダの表示。このメニューに表示できるフォルダは使用OSによって異なる。


【作 者】 下之 隆久 さん
【作者のホームページ】 http://homepage1.nifty.com/shimo-nu/
【レジ作品番号】 SR016828
【補 足】 試用期間は約1週間
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

私は仕事がらデスクトップPCとノートPCの両方を使っています。本ソフトを作成しようと思った最初のきっかけは、「ノートPCでマウスカーソルの操作が非常にやりにくい」と思ったことでした。例えば、
  • マウスカーソルを止めたいめたいところに止めらない
  • ウィンドウサイズを変更するにもボタンを押したまま
  • ……
などなど。

そこで、「マウス操作をキーボードで行えたら」という基本コンセプトをもとに作成したのが「MOUSER」です。

■開発中に苦労した点

マウスカーソルを単純に移動させるだけでは、目で追いきれずに、逆にマウスカーソルを見失うことになりかねません。そこで、どのようにすれば、簡単かつ、視覚的にもわかりやすい操作性を提供できるかを検討しました。

■ユーザにお勧めする使い方

本ソフトウェアの基本コンセプトは、上に書いた通りですが、そのほかにも、
    ・ウインドウサイズの変更/移動/状態変更(アイコン化/最大化など) ・スクリーンセーバーの起動 ・オリジナルタスク切り替え ・「ごみ箱」や「お気に入り」といった特殊フォルダの表示
等の機能が、キーボード操作一発で行えますので、ノートPC以外のユーザの方にも、有効にお使いいただけます。キー割り当てはカスタマイズ可能ですので、使いやすいキーに使いたい機能を割り当ててご使用ください。

■今後のバージョンアップ予定

MOUSERについていただきましたご意見・ご要望を少しでも多く取り入れるように努めたいと思っております。


(下之 隆久)
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