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ベクターソフトニュース - 2000.06.17
LanLaunch LanLaunch Ver.1.03
ネットワーク上にある他のマシンのソフトを起動できるランチャ
Windows 2000/98/95/NT メールウェア
「LanLaunch」の動作画面
■タスクトレイのメニューからコンピュータ名/アプリケーション名を指定し、リモート側で起動する

TCP/IPで接続されたネットワーク上にある他のマシン上のアプリケーションを、ローカルマシンから起動できるランチャ。ネットワークコンピュータのソフトをローカルマシン上で起動するのではなく、そのソフトがインストールされているリモートマシン上で起動させられる点が特徴。他マシンのユーザに対してインスタントメッセージを送信する機能もあり、簡易チャットを行うことも可能だ。

LanLaunchは、
  • 通信先コンピュータのIPアドレスまたはTCP/IPホスト名
  • 通信先コンピュータから起動されてもよいローカルマシン上のアプリケーション
をあらかじめ登録することにより、常駐したタスクトレイアイコンからリモートマシン上のアプリを簡単に起動できるソフト。互いのマシンでLanLaunchさえ起動していれば、登録アプリを起動するよう、任意の時点でコマンドを発行できる。ただし、起動要求を受けたマシン側では、これに対して「認可」「拒否」「指定時間後に認可」「指定時間後に拒否」を選択・設定できるようになっている。この設定は、登録アプリ1本ごとに個別に行える。また、通信先コンピュータおよび登録アプリケーション1本ごとにID/パスワード設定を行う必要があるため、他のユーザにいたずらされるという心配も少ない。

操作は非常に簡単。タスクトレイアイコンの左クリックで現在LanLaunchで認識されているマシン名をメニューに表示、サブメニューとしてそのマシンのログインユーザ名と登録アプリケーションを表示する。メニューの登録アプリ名上でクリックすると、通信先コンピュータに上記の起動要求を発行する。ユーザ名をクリックすると、メッセージ送信ダイアログが表示され、指定ユーザに簡単なメッセージを送信できるという仕組みになっている。

LanLaunchを使って通信先コンピュータでアプリを起動するには、あらかじめ通信先コンピュータおよびアプリケーションをスキャンしてLanLaunchに認識させる必要があるが、スキャンの自動実行機能があり、起動直後から30秒ごとにネットワーク上をスキャンし、コンピュータ名/アプリケーション名を取得してくれる。なお、タスクトレイメニューのコンピュータ名/アプリケーション名には現在(自分が)使用中のローカルマシン名/登録アプリケーション名も表示されるため、簡易ランチャとして使うこともできる。

そのほか、LanLaunchでの通信開始時に自動的にアプリケーションに起動要求を送る「スタートアップ」機能や、登録アプリケーションを一時的に隠す設定などが用意されている。

reviewer's EYE TCP/IP用コミュニケーションツールはたしかに便利だが、それらを全部起動しっぱなしにしておくわけにもいかない。これを解決するための手段として、ネットワーク経由でネットワーク用アプリケーションを起動するという手法は斬新だ。LAN内の誰かがアプリケーションを必要とした時点で、他のマシンに伝達する方法があらかじめ確保されているわけだから、いちいち内線やメールで「xxxを起動してくれ」などと連絡する必要もない。初期設定で若干わかりにくい部分はあるが、今後バージョンが進めば改善されるだろう。
(藤田 洋史)


スクリーンショット》 起動要求を受けたマシンのディスプレイにはこのようなダイアログがポップアップする
スクリーンショット》 起動要求を受けた際にどのように応答するかの設定。初期設定では10秒後に認可するとなっている
スクリーンショット》 アプリケーションの登録ダイアログ。起動オプションの設定も可能
スクリーンショット》 設定やスキャンは右クリックメニューから。特殊な動作とは接続のリセット/プログラムの強制終了
スクリーンショット》 チャットに使えるメッセージ送信機能


【作 者】 EFU'S PROJECTS さん
【作者のホームページ】 http://www3.omn.ne.jp/~efu/EFU'S%20PROJECTS/
【動作に必要なソフト】 MFC42.DLL、MSVCRT.DLL
【補 足】 作者に登録用情報のメールを送ることにより、IDを発行してくれるメールウェア。なお、6月16現在の最新版はVer.1.04。作者のホームページ からダウンロードできる。
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

インターネット接続中だと、Windows 98はなぜか変なエラーが多発して、とてもじゃないが、安心して他の作業ができない気がしたのが最初のきっかけ。

初めて中古部品からWindows機2台目を組み立ててみた。2万円とちょっと。Internetしてる最中は、2台目で作業しよっと。モニタは切り替え機で共有。キーボードとマウスも共有ソフトで。クリップボードも共有してテキスト送受信したいよな。……んでスタートアップに全部入れたら、普段使わないけど時々使うソフトが、システムトレイを占領。メモリも結構圧迫してるみたいで、動作が重く感じる……。かといって、毎回両方のコンピュータで立ち上げるのも意外と面倒。両方のコンピュータが通信してるときだけソフトが勝手に立ち上がるといいのに。そう思ったのが作ろうと思った動機。

■開発中に苦労した点

1.初めてのソケット通信。勉強すること多かった……。
2.知り合いにテスト頼んでも、2台持っている人がいなかったこと(笑)。
3.テスト頼んだ人に「んで結局、何するプログラムなの?」って聞かれたこと。(−−;

■ユーザにお勧めする使い方

ノートパソコンとかを持ってきて、メインのパソにLANでつなぐと、勝手に共有ソフトが立ち上がったりします(つーか、このために主に作りました)。バックアップソフトや、OS自動終了・自動ログオフソフトなど、 小さなアクセサリソフトとかも有効に使えると思います。

■今後のバージョンアップ予定

ちょくちょくバージョンアップさせてきたいと思ってます。まだまだ、勉強不足なので、少しずつ機能アップをさせてこうかと。

その他

  • 本ソフトのバージョンアップ、バグ情報につきましては、作者Webサイト にて提供していく予定です。
  • もし何かソフト自体に要望や不具合がある場合はメールにて連絡ください。今後のバージョンアップ時に反映されるかもしれません。
  • ソフトについてのことならば、どんな内容でも、登録ユーザであろうがあるまいが、忌憚なく連絡ください。

    〜@ より多くの意見が、ソフトをより良くしていくものと考えます @〜
    (EFU'S PROJECTS)
  • go! download
    上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

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