ベクターソフトニュース - 2000.05.02

	Schedule Watcher　Ver.1.72.000409 わかりやすさと操作性の高さが特徴の多機能スケジューラ ■Window 2000/98/95/NT　■フリーソフト

	■カレンダーを中心に、わかりやすくまとめられたメイン画面 カレンダーをベースに構成された多機能なスケジュール管理ソフト。カレンダー上で選択した日付に対して「スケジュール」「メモ」「ToDo」の3種類の情報を登録できるほか、日付とは関係なく項目別に情報を記入できる「ノート」機能を持つ。誰にでも直観的に扱うことのできるわかりやすさと高い操作性が特徴だ。 メイン画面は、カレンダーを中心に、スケジュールなど上記4種類の情報を一度に表示できる形式。モードの選択により、カレンダーを月間表示・週間表示に切り替えられるほか、カレンダーのみの表示にすることもできる。使用しないときは邪魔にならないよう、ミニカレンダー表示にすることも可能だ。 スケジュールなどへの項目の追加・訂正・削除は、カレンダーのダブルクリック、あるいはそれぞれの情報の表示領域上での右クリックなどで行え、直観的に操作できる。例えばスケジュールの追加は、追加したい日がカレンダーで選択されていれば、（1）日付のダブルクリック、（2）日付上での右クリック、（3）スケジュール表示領域でのダブルクリック、（4）同じく右クリック、（5）メニューバー、（6）ツールバーのいずれからでも操作可能だ。 スケジュール項目には日付、開始・終了時間、場所、分類、アラームなどを設定できる。このうち内容と場所は、過去に入力したデータが自動的に履歴としてリストに追加され、ドロップダウンリストから選択できるようになる。分類では、ミーティングや休暇など項目を目的別に分類し、それぞれに文字色や背景色を設定できる。色分け表示でスケジュールの把握をより容易にする狙いだ。あらかじめ9種類の分類が用意されているが、ユーザが自由にカスタマイズすることが可能。また、定期的に発生する繰り返し予定は、毎月×日や毎週×曜日といった指定のほか、×日〜×日までといった期間指定などで簡単に入力できる。 すでに登録済みのスケジュールは、スケジュール一覧画面で確認できる（カレンダーでスケジュールが登録されていない日付をダブルクリックした場合は新規登録ダイアログが、登録されている場合はスケジュール一覧画面が表示される仕組みになっている）。スケジュール一覧は1日、月間、年間、ALLの4種類の表示モードをボタンで切り替えられるので、長期に渡る予定もすばやくチェックできる。 ToDoは、期限日、件名、内容、分類のほか、優先度を4段階から選択したり、進捗率をスライダで10%単位で設定できる。未処理・処理済のチェックは、タブでパネルを切り替えるだけで行える。 メモは、文字通りその日のメモ書きとして使えるもの。 ノートは、日付とはかかわりなく常に表示しておけるもので、あらかじめ7種類の項目が用意されており、タブで切り替えられる。この項目も自由にカスタマイズできる。 カスタマイズの自由度は高い。スケジュールやToDoに表示する項目をチェックボックスで選択できるのをはじめ、ToDo項目に表示するアイコン、曜日の英語表記やデジタル時計の表示・非表示ならびに12時間・24時間表示切り替え、フォントや文字色の設定、アラームや時報の設定、祝日・休日・記念日の設定など、細かな点までユーザカスタマイズが可能だ。 そのほか、文字列のほかに期間や分類の指定が可能な検索機能などがある。 登録したスケジュールは月間カレンダーとして印刷できるほか、CSV形式での出力も可能。スケジュール一覧や検索機能で抽出した結果だけをCSV出力することも可能だ。 ●

	スケジュールとToDoが別に用意されている上、メモとノートを使い分けられるため、確定した予定から漠然とした計画、雑多な思いつきまで何でも書き込んでおける柔軟性が大きな魅力。単なるスケジューラというよりは、スケジュール登録もできる万能メモツールといった感じだ。もちろんカレンダーがベースだから操作はシンプル。自由度が高いだけに、例えばメモとノートの使い分けなどは最初のうちはちょっと悩むかもしれないが、慣れてしまえば快適に操作できると思う。 書き込むことに対する柔軟性に比べると、検索機能の方は対象がスケジュールに限られ、文字列検索が前方一致のみという点で、相対的にやや弱いという感じがしなくもないが、パーソナルユーザにとっては、現状でも十分すぎるほどの機能を持ったソフトだ。 （福住 護） 《スクリーンショット》　スケジュール登録では内容や場所、アラーム設定、繰り返し入力の指定などができる 《スクリーンショット》　スケジュール一覧画面。検索機能で抽出した結果もほぼ同様の画面にリスト表示される 《スクリーンショット》　使わないときはミニカレンダーにしておくと邪魔にならない。コンテキストメニューからスケジュールやメモの入力、日付の移動などができる 《スクリーンショット》　スケジュールが入った月間カレンダーを印刷できる 【作　者】 SAKO　さん

	■ソフトを開発しようと思った動機、背景 以前、卓上カレンダーに手書きでスケジュールを書き込んだり、付箋で「やるべきこと」やメモを机の上に貼り付けて、毎日チェックしていました。そのうち同じような予定を何度も書くことの煩わしさや、予定の時間になってもすっかり忘れてしまう情けなさに耐えられなくなり、このソフト「Schedule Watcher」を作成しました。 ■開発中に苦労した点 一般公開したことにより、ユーザの動作環境の違いによる不具合には泣かされました。特に日付の形式や使用するフォントの違いに対応するため、ずいぶん修正を入れました。 ■ユーザにお勧めする使い方 邪魔なときはタイトルバーをダブルクリックしてください。ミニカレンダーに変身します。また、操作のわからないときは、目的の画面で右クリックやダブルクリックをしてください。コンテキストメニューや編集画面が表示されます。 ■今後のバージョンアップ予定 まだまだ使い勝手の悪いところがたくさんあります。今後もユーザからの要望にできる限り対応していきたいと思います。 （SAKO）
	上で紹介したソフト（およびその関連ソフト）のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。 （1,188円(税込)） Schedule Watcher 5.62　卓上カレンダーに書き込む感覚で使える軽快なスケジューラ　(1,217K)

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