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ベクターソフトニュース - 2000.04.29
FlashGet FlashGet Ver.0.85
大容量ファイルのダウンロード時間を大幅に短縮する高性能ダウンローダ
Windows 2000/98/95/NT シェアウェア($15)
「FlashGet」の動作画面
■メイン画面では、データの転送状況と各ジョブの進行状況を確認できる

1本のファイルを最大10個に分割し、それを並行してダウンロードすることで、ダウンロードにかかる時間を短縮するソフト。特に何MBもあるような大容量ファイルのダウンロードに威力を発揮する。ダウンロードしたファイルの管理機能、ミラーサイトの自動検索機能なども備える。

FlashGetでのダウンロード操作の流れを大きく見ると、
  1. ダウンロードジョブの作成
  2. ダウンロードの実行
であり、さらにダウンロード後は、
  1. エクスプローラライクな画面による強力なダウンロードジョブ管理
が行える。ジョブの作成といってもユーザに複雑な操作が要求されるわけではなく、通常通りブラウザでダウンロードのリンク先をクリックすればよい。FlashGetがブラウザを監視しており、自動的にジョブを作成する。ジョブの作成方法としてはそのほかにも、URLの直接指定、クリップボード上のURLからの作成に加え、一括指定で作成することもできる。一括作成では、Webページを解析してそのページ内のすべてのリンクをリストアップし、リストの中から必要なファイルだけをチェックしてジョブに追加する。また、ファイル名に連番などの規則性がある場合は、ワイルドカードと数字の範囲を指定して「バッチ・ダウンロード」を行うことも可能だ。

作成されたジョブはそれぞれ個別にプロパティを持ち、「(リンク先の)URL」「カテゴリー(後述)」「(ファイルの)保存先」などを設定できるほか、ファイルの分割数や(ログインが必要なサーバでの)ユーザ名とパスワード、ダウンロードの開始方法も設定できる。ダウンロードの開始方法としては、
  • 手動:ジョブだけ作成しておき、都合のいい時間になったらユーザが開始を指定する
  • 直ちに開始:ジョブ作成と同時にダウンロード開始
  • スケジュール:ユーザがあらかじめ設定した時刻になると自動的に開始
の3種類の方法が用意されており、ジョブの作成方法と組み合わせていろいろな使い方ができるようになっている。ジョブは一度に最大8本までを同時実行できる。

ファイルのダウンロードはレジュームに対応、ダウンロード中に切断があった場合でも一からダウンロードし直すことなく続きから再開できる。また、同一ファイルを複数サイトからダウンロード可能な場合、自動的に最も速いサイトを選択してくれる「ミラーサイト検索機能」もある。さらに、例えば「ダウンロード中もWebページを快適に読みたい」といった要望に対処するため、ダウンロードの最高速度制限を課する機能も用意されている。

エクスプローラライクなメイン画面は大きく三つの領域からなる。左側は、ダウンロードしたファイルをカテゴリー別に管理するツリー表示のペイン。カテゴリーはあらかじめ「ダウンロード済み」というメインカテゴリー、「Software」「Game」「Driver」「Mp3」という4種類のサブカテゴリーが用意されており、ダウンロードするファイルの内容によって格納先を使い分けられる。サブカテゴリーは必要に応じてユーザが作成・変更することが可能。カテゴリー間のジョブの移動・削除はドラッグ&ドロップやコンテキストメニューから簡単に行える上、ダウンロードしたファイル実体は元の場所に置いたままジョブだけを移動するといったことも可能だ。

右側は上下二分割されており、右上のペインには、ダウンロードしたファイル(ジョブ)のリストが表示される。左側のツリーで「ダウンロード」が選択されているときは、ダウンロード中もしくはこれからダウンロードする予定のファイルが表示される。右下には各ジョブの詳細な情報が表示されるが、ダウンロード実行中はその進行状況を参照することができる。

本体のメイン画面のほかに「ドロップ・ゾーン」というアイコンサイズのウィンドウも用意されており、ダウンロードに関する操作は(進行状況の確認も含めて)メインウィンドウを隠したまま、すべてこの小さなウィンドウを通して行うことが可能だ。

対応ブラウザはInternet ExplorerとNetscape Navigator。HTTP、FTP(各種)、SOCKS5の各プロキシに対応する。ジョブリストのファイルが最新かどうかをチェックする機能などもある。

reviewer's EYE 効率的にファイルをダウンロードするためのさまざまな機能が実に“巧妙に”まとめられた優れたダウンローダ。通常の使用では、ファイルをダウンロードする際に表示されるウィンドウが若干変化する程度で、操作に対する違和感はほとんど感じないだろう。

それでいながら、その効果は大きい。何MBもあるようなファイルをダウンロードしてみると、速度の違いが実感できる。効果の程度はユーザの環境や時間帯によって変化するが、日ごろファイルのダウンロードが遅くてストレスを感じているような人は試してみる価値がある。アイコン表示などもわかりやすく、操作性も非常に高いソフトだ。
(秋山 俊)


スクリーンショット》 分割されたパーツのステータス。最大10分割まで可能。User-AgentをIEやNetscape、ユーザ定義に設定することもできる
スクリーンショット》 ブラウザでダウンロードファイルをクリックすると表示されるダウンロードのプロパティ
スクリーンショット》 ダウンロードしたファイルはカテゴリ別に分類され、詳細な履歴も残る
スクリーンショット》 Webページにリンクされたファイルを一気にリストアップすることも可能
スクリーンショット》 オプション設定では、非常に細かな点まで設定することができる


【作 者】 Amaze Soft さん、yoshi-kun
【作者のホームページ】 http://www.amazesoft.com/(Amaze Soft さん)、http://www.geocities.co.jp/NeverLand/2675/(yoshi-kun さん)
【補 足】 シェアウェアという分類だが、メイン画面上部の広告を表示させたまま使用するのであれば、フリーですべての機能が制限なしに使える。この広告を取り除くためにシェアウェア登録が必要となる。同梱されているドキュメントは英語版だが、yoshi-kunさんのホームページ より日本語訳されたものをダウンロードできる
ソフト作者からひとこと
これまでにも GetRight をはじめ、ReGetやIriaといったさまざまなダウンローダが開発され、そして愛用されてきました。私もその一人です。

私はいろいろなアプリケーションの体験版やオンラインソフトなどを上記のようなソフトでよくダウンロードしていたのですが、困ったことに、サイズの大きなファイルはなかなかダウンロードが終わらないのです。

そのころ出合ったのが、おそらく大陸産のNetAnts。これは最大でファイルを5分割してダウンロードしてくれるという、当時では画期的なアイデアを持ったダウンローダでした。しかし、インタフェースが英語ということもあって、違和感を拭えないでいました。

そうこうしているうちに、とある雑誌の記事でJetCarというソフトの存在を知りました。今のFlashGetの前身です。NetAnts以上の機能に惹かれて使ってみると、テキストベースの設定ファイルを編集することで、日本語表示が可能なことがわかりました。私は日本語表示用の設定ファイルを作って、「これをディストリビューションに入れてくれ!」と、作者であるAmazeSoftに送りました。これが、日本語版FlashGet誕生の経緯です。そのころのバージョンは0.75だったと思います。

現在のFlashGetは、ミラーサイト検索機能も身に付けて、とても強力なダウンローダになりました。これでまだVer.1.00以前ですから、将来がとても楽しみですね。皆さんと一緒に、このソフトの成長を見守っていこうと思っています。

残念ながら、FlashGet配布パッケージに含まれている日本語設定ファイルは、最新のバージョンに対応していたことがなく、私としてもとても残念です。ちなみに現在のVer.0.85に含まれている日本語設定ファイルはVer.0.81用(開発者向けβバージョン)のものです。皆さんは不思議に思うことと思いますが、これは、作者が新バージョン発表前に一度だけしか連絡してこないことによります。最新の設定ファイルや翻訳済みヘルプファイルは 私のホームページ に置いてありますので、どうぞご自由にご利用ください。また、日本語化してほしいお勧めのソフトも大募集しています。

私のホームページアドレス(ディス・イズ japanese.ini):http://www.geocities.co.jp/NeverLand/2675/
(yoshi-kun)
go! download
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

フリーソフト
FlashGet 1.9.6 ファイルのダウンロード速度を最大500%高速化する、便利ツール (4,544K)



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