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ベクターソフトニュース - 2000.04.26
Keylay for Windows98 Keylay for Windows98 Ver.1.55
簡単設定、アプリによる自動切り替えが特徴のキー配置カスタマイズソフト
Windows 98/95 シェアウェア
「Keylay for Windows98」の動作画面
■上段からキーの機能を、下段から実際に押されるキーを選べば、レイアウトが変更できる

Windows 98/95においてキーボードのキー配置を入れ替える機能を持つ常駐プログラム。キーボード風の画面から簡単に設定できる点、複数のレイアウト設定を保存でき、アクティブなアプリケーションによって使用する設定を自動的に切り替えられる点などが特徴。

Keylay for Windows98のシステムは「レイアウトプログラム」と「常駐プログラム」の二つのプログラムから構成される。レイアウトプログラムとは、キーボード上のキーが押されたとき、どのキーコードが入力されるのかを指定する設定プログラム。常駐プログラムとは、その名が示すようにWindowsのタスクトレイに常駐し、実際にキーコードの入れ替えを行うプログラムだ。

Keylayを使用するには、デフォルトで使われるキーボードレイアウト(デフォルトレイアウト)を定義する必要がある。設定は簡単だ。キー配列を模したボタンが上下二段に分かれて表示されるので、まず上段からはキーが押されたときに入力されるキーコードを選択(マウスでクリック)、次に、下段からキーボード上のどのキーが押されたときに、そのコードが入力されるのかを選択すればよい。上段には【Windows】キーや【Applications】キーなど、103キーや109キーにしか含まれないキーコードも表示される。これらのキーを持たない101キーや106キーを使っている場合でも、適当なキーに【Windows】/【Application】キーの機能を割り当てれば、それらのキーが使えるようになる。【Windows】キーには、【Windows】+【E】や【Windows】+【F】などのように便利なショートカットもあるので、有効に利用したい。

特殊なボタンとして、上段には【Special】というボタンが用意されている。これはウィンドウの最大化や最小化、任意のアプリケーションの起動など、本来はキーボードから入力できないような機能を任意のキーに割り当てて実行させるためのボタンだ。【Special】キーにはそのほか、マウスのボタンクリックや「000」(ゼロ3個入力)、エクスプローラの起動、Windowsのシャットダウンなどを定義することが可能で、簡易的なキーボードマクロやプログラムランチャの機能を実現できる。

キーボードレイアウトは複数を設定・保存することが可能(最大9,999個)。キーボードレイアウトの切り替えは、タスクトレイアイコンのメニューから手動で行えるほか、現在アクティブなウィンドウの内容(アプリケーション)によって、自動的に切り替えることも可能だ。例えばInternet Explorerを使っているときはIE専用のレイアウト、Wordを使っているときにはWord専用のレイアウト、といった使い分けが可能になる。アプリケーションとの連携も、現在開いているウィンドウから選択して行うことができ、簡単だ。

そのほかにも、【変換】キーでIMEのON/OFF切り替えと変換を行う、【ひらがな】キーで「ひらがな」と「英数」を切り替える、などのオプション設定が可能。

reviewer's EYE 【Esc】キーは絶対に【1】の左隣じゃないと駄目。【Ctrl】キーは【A】の左隣がいい──こうしたキー配列に対する好みは人それぞれだろう。実際のところ筆者も、すでに慣れたとはいえ、AT互換機のキー配列には首をかしげたくなる部分も多い。

Keylay for Windows98は、こうしたキー配列を自力で変更してしまおうというプログラムのひとつだ。この種のプログラムはいくつかあるが、keylayの特徴は、その定義の分かりやすさと多機能な点ではないだろうか。特に便利なのが、アプリケーションによってキー配列を個別に定義できる点だ。うまく使えば、普段使っているアプリケーションもより効果的に操作することができる配列が見つけられるはずだ。
(天野 司)


スクリーンショット》 キーレイアウトは複数定義でき、連携するアプリケーションを設定できる
スクリーンショット》 キーボードレイアウトの変更はタスクトレイのメニューから簡単に行える
スクリーンショット》 【Special】では、キーにさまざまな機能を割り当てることができる
スクリーンショット》 オプション設定画面。保存できるレイアウトの最大数は初期状態では100


【作 者】 福村 幸広 さん
【作者のホームページ】 http://www.jomon.ne.jp/~yukihiro/
【動作に必要なソフト】 MFC42.DLL、MSVCRT.DLL
【レジ作品番号】 SR005536
【補 足】 試用期間は約1ヵ月間。これを経過すると動作しなくなる
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

Windowsを使いたい! と思って、パソコンを買い換えたのですが、よく使うキーが以前のキーボードと全然違うところにあって、とても使いづらさを感じました。このキーさえ入れ換えれればなぁ……と思ったのが作ったきっかけです。

■開発中に苦労した点

プログラムを作ろうと思ったものの、いくら調べてもキーを入れ換える方法がわからず、苦労しました。結局、ドライバを作ることでうまくいきましたが、ドライバを動かすまでがまた大変でした(日に何十回システムを再起動したことか)。

■ユーザにお勧めする使い方

日本語109キーボードは109個ものキーがありますが、一度も使ったことがないというキーも何個かあると思います。Keylayはキーを入れ換えるだけでなく、特殊な機能を持った【Special】キーというものがあります。このキーを空いているところへ割り当てるとキーボードの使い勝手がさらに向上すると思います。

■今後のバージョンアップ予定

現在はWindows 2000版のKeylayを作っているところなので、Windows 98版はあまり大きなバージョンアップができないでいます。Windows 2000版が完成したら、と思っているのですが、ぼちぼちWindows MEの噂も流れていますので……。
(福村 幸広)
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シェアウェア(1,575円)
Keylay for Windows98 1.57 キーボードのキーを入れ換える (215K)



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