その他のコンテンツ
ちょい読み!
コミック
SELECTION


ベクターソフトニュース - 2000.04.19
auto Animater auto Animater Ver.1.1
簡単な操作で凝った効果も作れる、アニメーションカーソル作成ソフト
Windows 98 シェアウェア
「auto Animater」の動作画面
■メイン画面(左上)とプレビュー画面。効果の選択以外は初期設定のままで十分だろう(画面は合成。この二つのウィンドウが同時に表示されることはありません)

「動き」を持つマウスポインタ──いわゆる「アニメーションカーソル」を作成するためのソフト。さまざま効果が用意され、元となる画像を1枚用意するだけで簡単にアニメーションカーソルを作成することができる。効果を重ねてかけることにより、さらに凝ったパターンのカーソルを作成することも可能だ。

auto Animaterで最も手軽にアニメーションカーソルを作成するには、
  1. 元となる画像ファイルを読み込む
  2. 「効果」の中から好みのものを指定
  3. [作成]ボタンを押して、アニメーションカーソルを作成
  4. プレビュー表示で仕上がりを確認し、よければ保存
と、これだけの操作でよい。読み込み可能なファイル形式はBMP、JPEG、RLE、WMF、EMF、GIF、ANI、ICO、CUR。GIFは、アニメーションGIFファイルも読み込める。縦横のアスペクト比が1:1でなくても強制的に32×32ドットで読み込んでくれるので、ユーザ側で元絵のサイズを調整しなくてもよい。

効果は、スクロール、拡大・縮小などの「基本効果」、回転や波といった「動作」、ぼかしやインターレスといった「映像効果」の3パターン、計28種類が用意されており、この中から選択した効果1種類を適用することができる。効果の例を挙げると、例えば「爆発」は、元となる画像がこなごなになって消えていくような感じ。また、「インターレス」では、画像が1ラインずつ消え去ってゆくような効果が、「ぼかし」では、元の画像が次第にぼけて見えなくなっていくような効果が得られる。そのほかにも横長の大きな画像を端から順に表示してゆく「横スクロール」といったような効果もあり、元画像を工夫すれば、アニメーションの途中で大きく雰囲気が変わるカーソルを実現できる。

上記のように、ユーザ側では「効果」を選択するだけで表現豊かなアニメーションカーソルが作成できるが、カーソル数(使用するフレーム数)やカーソル速度(1フレームあたりの表示時間)を変更したり、2枚の画像を合成したり、ホットスポットを任意の位置に固定したりという設定も行えるようになっている。

元となる画像に、アニメーションGIFおよびアニメーションカーソルファイルを指定することも可能。元画像に動画を使用すると、各種効果も元の動画に対して適用されることになり、うまく効果を重ねることで非常に凝ったアニメーションカーソルを作成することができる。また、元画像が動画(複数のフレームを持つ)の場合、表示される画像の順序の変更や、個々の画像が表示される時間を調整するなど、簡単な動画編集も行える。

reviewer's EYE アニメーションGIFを作成したり、ビデオ編集ソフトでAVIを作成したことがある人ならわかるはずだが、動画の編集というのは時間がかかり、面倒なことが多いものだ。しかし、このauto Animatorであれば、そうした苦労は一切無用。なにしろ元絵を1枚用意するだけで、見栄えのする動画が作成できるからである。

はじめはとっつきにくいかもしれないが、とにかく一度試してみてほしい。ごく簡単な操作で、たいした時間もかけずに実際に「動く」データが作成できるのだ。しかもそれがWindowsでそのまま使えるというのだからおもしろい。アイデア次第で、どんどん楽しいカーソルを作り出してみよう。
(天野 司)


スクリーンショット》 適用できる効果は大きく3種類に区分されている。全部で28種類あり、このなかからひとつだけを適用できる
スクリーンショット》 元絵がアニメーションデータである場合には、各フレーム画像の並べ替えや、個々の画像の表示時間の変更ができる
スクリーンショット》 設定画面。カーソル数やカーソル速度などを変更できる。カーソル数×速度=120になるように設定するのが目安
スクリーンショット》 フィルタ設定画面。2枚の画像を合成してひとつのアニメーションカーソルを作成するのも簡単
スクリーンショット》 いろいろな効果を試してみよう


【作 者】 accede soft さん
【動作に必要なソフト】 VB 6.0ランタイム
【レジ作品番号】 SR01664
【補 足】 試用期間中は、80回までカーソルを作成することが可能
ソフト作者からひとこと
■開発コンセプト

このソフトに限らず、私が作るソフトには共通のテーマがあります。それは「いかに小さい労力で大きな効果を得るか」……というものです。アニメーションカーソルというのは、見た目は大変楽しいものですが、作るとなるとかなり大変な作業です。一つのアイコンを作る数十倍の時間がかかります。それはどうしても避けたい……という思いから作り始めました。

■おすすめの機能

「合成」と「崩壊」です。特に合成は作成できるものに限りない可能性を与えてくれます。崩壊は1ドット1ドットごとのアニメーションが気持ちいいので、私のお気に入りです。

■バージョンアップに関して

このソフトを開発しはじめたのは私がWindowsプログラミングを始めて3ヵ月ほどしてから。アニメーションカーソルの解析からはじまり、苦労に苦労を重ねてやっと完成に至りました。当時といまとでは経験や知識が雲泥の差ですので、いま見直すとつらくなるような処理もあります。ですので、こうして紹介されたことでもありますし、いずれ一から作り直してみたいと思っています(時期未定ですが)。

■最後に

このソフトは一度発表済みのソフトだったんですが、まったく注目されず一度姿を消しました(EasyとStandardに分かれていたとき)。自信作だっただけにかなり落ち込みましたが、バージョンアップの後紹介されることになり、私の通算6作目のソフトで初めて日の目をみることが出来ました。今後も1〜2ヵ月に1本の割合でソフトを発表していきたいと思います。
(accede soft)
go! download
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

現在公開ファイルがありません


会社情報 | インフォメーション | はじめて利用される方へ | プライバシーポリシー | 免責事項
個人情報保護方針 | 利用者情報の外部送信について
(c) Vector HOLDINGS Inc.All Rights Reserved.