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ベクターソフトニュース - 2000.04.15
Million Roman '99 Million Roman '99 Ver.1.04
マルチプレイヤーでネットワーク対戦も楽しめる競走馬育成シミュレーションゲーム
Windows 2000/98/95 シェアウェア
「Million Roman '99」の動作画面
■よく感じが出ているレースウィンドウ。横に広げれば、ワイド画面でレース観戦できる。

リアルな雰囲気が楽しめる競走馬育成シミュレーションゲーム。プレイヤーは仮想競馬会の馬主になり、セールで購入した競走馬をレースに出走させ、勝敗や獲得賞金を競う。ネットワーク対戦が可能なマルチプレイと、一人で遊べるシングルプレイの2種類のモードがある。

プレイ開始直後に馬主(プレイヤー)に与えられた所持金は1億円。この資金を使って、5月から10月の毎月第三週に開催されるセールで競走馬を購入する。セールは気に入った馬に入札、ほかにも購入希望者いる場合には値がつり上がってゆく「せり市」方式。月によってセール内容が異なり、国内馬はもちろん、価格は安いがよく走るマルガ(外国産馬)も取り引きされる。販売希望価格の高い馬ほどその後の活躍が期待できるといえるが、そこは実社会の競馬と同様、安値で購入した馬がしっかり賞金を獲得してくれるかもしれず、競走馬育成の楽しさを感じさせてくれる。

購入した競走馬は、3歳6月以降に開催される新馬戦まで放牧させたり、入厩させて調教を行う。調教方法の異なる厩舎が東西に五つずつあり、馬に合った厩舎を選べば、その後の活躍につながってゆく。時間は1週間単位で経過。報告される馬のコンディションを見計らいながら、毎週全国各地で開催されるレースに出走させる。3歳時のレース(新馬戦、未勝利戦)から勝てるようであれば、その後も波に乗ってゆけるだろう。桜花賞、皐月賞、菊花賞、オークスなどのGI、さらにGIIレースといった重賞など、実際の競馬と同様のレースが用意されている。獲得賞金でより強い馬を購入し、重賞レースの制覇を目指したい。すべては、馬主の競走馬の特性を見極める眼力と、放牧・入厩のタイミング、状況に応じたレース登録によって左右されてくる。

レースは、実況付きのアニメーションで臨場感たっぷりに観戦できる。手塩に掛けて育てた自馬が疾走する姿は感動も一塩。VTR録画機能もあり、録画設定しておけば所有馬が勝ったときにあとからVTRでもう一度感動を味わえる。開催月や競馬場をボタンクリックだけで簡単に切り替えられるレース番組表やセール場面、コースレコード画面など、いずれの画面もすっきりとした非常に見やすいデザインで、操作性もよい。

プレイ中のほとんどの操作はマウスで行える。マルチプレイではTCP/IPおよびIPX(LAN)接続で最大8人までの参加が可能。シリアル接続、モデム接続で2プレイヤーでプレイすることもできる。通常レースとは別にミリオンカップという対外戦モードも用意されている。

reviewer's EYE おそらく競馬好きには堪えられない、非常によくできた競走馬育成シミュレーションだ。迫力のあるレースシーンを観戦するだけでも楽しいが、自分の所有が出走するとなれば興奮も格別というもの。競馬ファンはもちろんのこと、非常に操作性がよいので、競馬をやったことがないという人でも十分に楽しめるはず。いや、競馬をやったことがない人にこそ、このMillion Roman '99で競馬の魅力を知ってほしい
(石原 英悟)


スクリーンショット》 セールウィンドウ。5月〜7月は3歳馬、8月は当歳馬、9月〜10月は2歳馬がセールされる
スクリーンショット》 馬データウィンドウでは所有馬の状態がひとめでわかる。調教師や牧場長のコメントは重要なポイント
スクリーンショット》 出走表。調教師のコメントが参照できる。発走をクリックすれば、いよいよレース開始
スクリーンショット》 環境設定&ヴァージョンウィンドウ。マルチプレイでの設定やログ出力の設定などを行える
スクリーンショット》 ログの出力例


【作 者】 セリキチ さん
【作者のホームページ】 http://homepage1.nifty.com/million-roman/
【動作に必要なソフト】 DirectX 6.1以降
【レジ作品番号】 SR016218
【補 足】 4月14日現在の最新版はVer.1.05。作者のホームページ からダウンロードできる。試用期間中は重賞への出走とミリオンカップの登録ができない
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

5年くらい前から家庭用ゲーム機の競馬ゲームにのめりこみまして、ネット仲間と情報交換や登録コードによる対戦レースをやってるうちに、ネットワークを使って実際にレース見ながら対戦できるゲームが出ないものかと思うようになりました。しかし、一向に世に出てこないので、ならば自分で作ってしまえ、とコツコツ3年くらいかけてできあがったのがこのゲームです。

■開発中に苦労した点

まず、つまずいたのがグラフィック関係。開発を思い立ったころは、いまほど DirectX に関する日本語のテキストがなく、あっても非常に基礎的な内容のものばかりでしたので、ほとんど一から勉強して作り上げることになりました。あと、グラフィックを描くこと自体にも大変苦労しました。走っている馬のグラフィックだけで数ヵ月はかかってるかも。

次に通信関係。LAN上でテストすると問題ないものが、インターネット経由だと接続できないやら、同期がズレるやら散々でした。約2ヵ月間、毎週末ごとにマルチプレイのテストに付き合っていただいた方々に感謝します。

最後がレース展開。逃げる馬と後から差す馬、単純にどちらが有利ということではなく、馬の特徴や競馬場の特性、馬場状態などの条件を、プレイヤーが総合的に判断して最適な作戦を立てられるような、そんな微妙なバランスを設定するのに時間がかかりました。

■ユーザにお勧めする使い方

シングルプレイでも十分に遊べるように作っていますが、このゲームの最大の売りはマルチプレイです。単に従来の競馬ゲームを多人数でできるようにしたというだけではなく、「あとさき」システムなど、パーティゲーム的なおもしろさを盛り込んでいるので、3〜4人でネット麻雀やチャットをするなら、代わりにこのミリオンロマンで遊んでもらいたいですね。

さらに、マルチプレイやシングルプレイで強い馬を手に入れたら、ミリオンカップで腕試しをしてみましょう。ミリオンカップを開催しているサイトもだんだん増えてきています。

■今後のバージョンアップ予定

別作品となりますが、次回作のMR2000では、今作の馬主に加えて、牧場主と調教師という職業を増やします。これにより、競走馬の生産や調教をプレイヤー自身が行えるようになります(今秋発表予定)。ミリオンロマン99でも、2000年対応のレースプログラムやライバル馬データでプレイできるようにはしていくつもりです。
(セリキチ)
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