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ベクターソフトニュース - 2000.04.05
ZELDA ZELDA Ver.1.0
DLL不要で多数の形式に対応する高機能アーカイブソフト
Windows 2000/98/95/NT シェアウェア
「ZELDA」の動作画面
■解凍設定ダイアログ。ファイルの関連付けが簡単に行える

16種類の書庫形式の解凍、7種類の形式の圧縮に対応したアーカイブソフト。簡単な操作で解凍・圧縮が行えるのに加え、ファイルの分割・結合、暗号化・復合化など、数多くの機能を持つのが特徴。圧縮・解凍エンジンを内蔵しているため、別途DLLを用意する必要がない。

ZELDAは、アイコンへのドラッグ&ドロップを中心とした簡単な操作で書庫ファイルの解凍・圧縮を行うことができる。書庫ファイルのZELDAアイコンへのドラッグ&ドロップで解凍、フォルダのドラッグ&ドロップで圧縮、が基本的な操作。対応する書庫形式は、圧縮がLZH、ZIP、CAB、UUEなど16種類、圧縮がLZH、ZIP、CABなどの6種類に加えて、それぞれの形式に対してUuencodeを施せるほか、LZH、ZIPでは自己解凍書庫の作成も可能だ。書庫形式として主要なものはサポートされているので、通常の使用で困ることはまずないはず。

解凍では、ZELDAが書庫形式を自動判別するため、誤った拡張子が付けられている場合でも正常に解凍を行ってくれる。解凍時のオプションとしてはフォルダの自動生成や、書庫ファイルにバージョン管理で付けられることが多いファイル名末尾の数字の自動削除などが設定できる。また圧縮では、使いたい書庫形式をあらかじめ指定しておくが、ZIPやBH(BlackHole)などの形式の場合は、速度重視や圧縮率重視といった設定が可能。そのほか、書庫ファイル名の自動生成や、「圧縮後必要なら分割」といったオプションが指定できる。

メイン画面ともいえる設定ダイアログでは、ファイルの拡張子への関連付け(および解除)が簡単に設定できる。ZELDAへの関連付けを行えば、書庫ファイルのダブルクリックによる解凍、右クリックのコンテキストメニューからの解凍、さらにコンテキストメニューからの書庫内ファイルの選択解凍が可能になる。

ファイルの暗号化・複合化機能も搭載する。【Alt】キーを押しながらファイルをドラッグ&ドロップすると、ファイルを暗号化してパスワードロックをかけることができる。暗号化されたファイルは「.ZLD」という拡張子を持つが、このZLDファイルを【Alt】+【Ctrl】キーを押しながらZELDAアイコンにドロップすれば復号化される仕組み。この場合、あらかじめ設定したパスワードを入力する必要があることはいうまでもない。暗号化・複合化の際には「元のファイルを削除する」などのオプション設定が可能。

そのほかにも、ファイルの自動分割やCRCのチェック、書庫ファイルの正当性診断、ZIP形式の標準機能であるパスワードロックを解析し、設定されたパスワードを見つけ出す機能など、書庫ファイルに関するさまざまな機能を持つ。高機能と使いやすさの双方を追求したアーカイブユーティリティといえる。

reviewer's EYE PCの世界では、さまざまな書庫形式が使われている。多くのアーカイブソフトは、外部から専用DLLを導入するという形で、それら多様な形式に対応することが多い。しかし、この方法では、それぞれ専用のDLLを探してこなければならず、(特に初心者には)面倒なものだ。DLLのバージョンによっても対応する/しないが変化することがあり、実際に使えるようになるまで意外に時間がかかったりする場合もある。

ZELDAの場合、書庫形式ごとの解凍・圧縮エンジンをすべて内蔵しているため、DLL方式に比べると拡張性は劣るかもしれない。しかし使いはじめられるようになるまでの時間は非常に短くすむのがメリットだ。

そもそも、いくら書庫形式の種類が多いとはいえ、普段使う形式はかなり限られるはず。あまりに汎用を目指して使いはじめが面倒なソフトより、ある程度範囲は限られても使いはじめが楽というZELDAのメリットは大きい。それに、ZELDAほど対応形式が多ければ、困ることはほとんどないはずだ。
(天野 司)


スクリーンショット》 書庫ファイルの操作はLhasa等と同様、アイコンへのドラッグ&ドロップでOK
スクリーンショット》 圧縮設定ダイアログ。速度/圧縮率の優先や自己解凍書庫の作成などを指定できる
スクリーンショット》 関連付けが設定されていると、コンテキストメニューに「解凍」「選択解凍」「正当性診断」の三つのメニュー項目が追加される
スクリーンショット》 選択解凍の画面
スクリーンショット》 ファイルの暗号化機能もある


【作 者】 ArkSystems さん
【作者のホームページ】 http://homepage1.nifty.com/arksystems/
【レジ作品番号】 SR016249
【補 足】 試用期間は3週間
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

私自身、解凍圧縮はもちろん、業務でファイルの分割や暗号化作業を毎日のように行っておりました。しかし、同じような操作性にもかかわらず、いくつものソフトを使い分けなければならないし、デスクトップ上のショートカットも煩雑になってしまうため、「なんとかこれを一つのソフトに総合することができないか?」と思い、開発することを決意しました。

また、インターネットが普及するにつれ、海外の友人とファイル交換をする機会が増え、その場合、BH(BlackHole)やACE、ZOOといった、国内ではあまり見かけることのない形式で圧縮されていることがありました。オールインワンのアーカイバを目指し、これらの形式にも対応させました。

■開発中に苦労した点

機能が多いため、動作が重くならないよう、処理速度が落ちないように気を配りました。各機能に関していくつかのアプローチを試してみて、最も処理速度の速いものを採用するようにしたため、結果的には単体アプリと同等以上の処理速度を実現することができました。

■ユーザにお勧めする使い方

「関連付け」は、できる限り有効にしておくことをお勧めいたします。これにより、解凍・結合・復号化をダブルクリックだけで実現することができます(関連付け機能は、アンインストール時、導入前の状態に完全に戻す安心設計です。お気軽にご利用ください!)。

■今後のバージョンアップ予定

圧縮対応形式をさらに増やしていく予定です。また、「これは」と思う機能があれば、今後も貪欲に取り入れていきたいと思いますので、ご意見・ご要望などありましたら、どしどしお寄せください。
(ArkSystems)
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シェアウェアプロレジ・シェアレジ(1,188円(税込))
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