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ベクターソフトニュース - 2000.03.29
AddressBook AddressBook Ver.2.16
手軽に使えるエクスプローラライクな住所録ソフト
Windows 98/95 フリーソフト
「AddressBook」の動作画面
■メイン画面。住所録をアイコン表示にしたりカテゴリペインを消すこともできる

エクスプローラライクのユーザインタフェースを持つ住所録ソフト。データの入力・表示操作ともにわかりやすく、初心者でもとまどうことなく使うことができる。宛名印刷など、3種類を使い分けられる充実した印刷機能を持つ。

AddressBookは、シンプルな構成で扱いやすさに重点を置いているのが特徴。データの入力はカード型データベース風のダイアログから行い、一覧形式を中心としたスタイルで表示する。登録できるデータは、タブ切り替えのダイアログによって「個人情報」「自宅」「勤務先」「その他」の四つに分類される。

個人情報では、名前のほかにニックネームとネットネームを登録できるほか、自宅と勤務先のそれぞれにメールアドレスとホームページのURLを登録できるようになっており、インターネット時代にふさわしいデータ管理が可能だ。その他では、リストに表示するアイコンを選んだりメモを書き込むほかに、宛名印刷用として敬称を選択したり、連名を登録できる。なお、住所の入力では、郵便番号辞書機能により「郵便番号」と「住所」を相互に検索することが可能だが、辞書は ゆうびんホームページ You Net で公開されている 新郵便番号データ をダウンロードしてユーザが作成する必要がある。

データは階層管理することがが可能で、ユーザが任意のカテゴリを作成して分類できる。メイン画面は、カテゴリツリーのペインと住所データリストのペインの2ペインからなる構成で、カテゴリ間でのデータの移動はエクスプローラ上でのファイル移動と同様、ドラッグで行える。登録データの表示方法もエクスプローラと同じで、大きいアイコン、小さいアイコン、一覧、詳細の4種類を切り替えることが可能だ。分類に便利なよう、アイコンも数種類が用意されている。

印刷機能としては、登録データを一覧表で印刷する「リスト印刷」、官製はがき・年賀はがき・長形3号封筒の3種類に縦書きで印刷できる「宛名印刷」、システム手帳用に印刷する「手帳印刷」が用意されている。このうちリスト印刷では、印刷する項目や各項目の幅などを指定することが可能。宛名印刷では印刷位置を細かく設定できるほか、差出人の住所、氏名の印刷もできる(あらかじめ登録した住所の中から差出人となるデータを設定しておく)。手帳印刷では、1ページあたりの人数を指定したり、インデックスの印刷、枠線のみの印刷などが行える。

そのほかには、メールソフトを呼び出して新規メールを作成する機能や、メールアドレスをコピーする機能もある。これらは自宅、勤務先のそれぞれをサブメニューで選択できるようになっている。

作成した住所録は*.ADDという拡張子のファイルとして保存されるが、中身はCSV形式のテキストファイルなので、エディタを使って編集することができる。CSVでのインポート、エクスポートも行える。

reviewer's EYE 簡単明瞭で、パソコン初心者でもまず迷うことなく使えるシンプルさがいい。あえていえば、そのままの状態では郵便番号辞書による検索ができないというところで悩むかもしれないが、それ以外はヘルプに頼らなければならない場面はなさそうだ。

住所録ソフトということで、データベース的な機能を期待する人には(検索関連機能の弱さなど)物足りない部分もあるかもしれないが、手軽に使えるわかりやすいソフトを探している人にはピッタリだろう。
(福住 護)


スクリーンショット》 データ入力はダイアログボックスで行う。新規レコードを作成するボタンなどはなく、連続して大量に入力するときはやや煩わしいかも
スクリーンショット》 リストの表示項目はカスタマイズが可能だ
スクリーンショット》 宛名印刷の詳細設定ダイアログ。差出人の設定もできる(「差出し人宛先」「差出し人宛名」というタブ名はちょっとヘン!?)
スクリーンショット》 手帳印刷では、印刷順序をカテゴリ順、名前順から選んだり、カテゴリ名をインデックスとして印刷したりできる
スクリーンショット》 宛名印刷プレビューの例


【作 者】 Peeza さん
【作者のホームページ】 http://www2.plala.or.jp/tpw/
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

大学1年の夏にやっとWindows 98とその開発環境を手に入れまして、初めてWindowsプログラミングをはじめました。そのときの解説書の練習プログラムを参考に、まずはまともな住所録を作ろうとしたできたのがAddressBookです。途中、知人やユーザの方からデザインや機能のご指摘やご意見を受け、現在の形に至っています。

■開発中に苦労した点

印刷系の処理方法です。開発ソフトのライブラリだけでは実現できない処理が結構ありまして、処理方法をネットや書籍で探して実装するまで1ヵ月ぐらいはかかったと思います。

■ユーザにお勧めする使い方

普段は住所管理用として、年賀状シーズンなどには宛名印刷ソフトとして、時には手帳の住所録作りなどにご利用ください。カテゴリ分けやアイコンを上手に活用してください。

■今後のバージョンアップ予定

バグについてはできるだけ早急に対応いたします。今後のバージョンアップではアイコンのカスタマイズ機能、印刷機能の強化と、わかりやすいヘルプを作ることなどを予定しています。これからも皆さんのご意見をもとに進化させていこうと思いますので、よろしくお願いします。
(Peeza)
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

フリーソフト
AddressBook 3.2.1 3種類の印刷(リスト印刷、宛名印刷、ラベル印刷)が可能な住所録管理用のフリーソフト (2,108K)



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