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ベクターソフトニュース - 2000.03.08
Mac Finder Mac Finder Ver.1.06
Windowsの操作にMac風の味つけを加える環境改善ユーティリティ
Windows 98/95 シェアウェア
「Mac Finder」の動作画面
■Windows環境にMac風の便利な機能を提供してくれる

Mac OSのユーザインタフェース部であるFinderが持つ3種類の機能をWindows上で再現する、タスクトレイ常駐型のユーティリティ。デスクトップ上でのフォルダ操作を快適にしてくれる。

Mac Finderで提供される機能は「フォルダナビゲーション」「フォルダ検索」「ウィンドウシェード」の3種類で、その内容は次の通りだ。

フォルダナビゲーション:マイコンピュータのフォルダを開いてファイルの移動やコピーを行うとき、フォルダウィンドウ上にマウスポインタが来ると自動的にそのフォルダを開く。これにより、目的のフォルダが見えていない状態からでも移動やコピーを行える。

フォルダ検索:フォルダをダブルクリックしたあとマウスのボタンを押したままにしておくと、マウスポインタがルーペ状に変わり、そのままドラッグして別のフォルダやファイルをポイントすることで、それを開いて内容を確認できる。マウスのボタンを放せば、開いたウィンドウは自動的に閉じる。

ウィンドウシェード:ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックすると、タイトルバー部分だけを残してウィンドウを折り畳んだ状態にする。もう一度ダブルクリックすれば元の状態に戻る。

各機能はオプション設定により個別に有効・無効の切り替えが可能。Mac Finder自体の機能もオフにすることができる。そのほか、マウスが静止してからフォルダが開くまでの時間を変更したり、ウィンドウが切り替わると前に開いていたウィンドウを閉じるといった設定項目が用意されている。

さらに、あるウィンドウ上にマウスポインタがあるとき、キー操作を組み合わせることで、そのウィンドウを閉じたり、最大化・最小化、上下左右への移動、拡大・縮小などを行うことができる。フォルダ検索中に開いたウィンドウが他のウィンドウを覆い隠してしまっても、マウスのボタンを押したままキー操作でウィンドウを動かせば、隠れていたフォルダやファイルにアクセスできるというわけだ。

フォルダ検索で開くことのできるファイルは、初期状態ではテキスト、GIF画像、JPEG画像の3種類だが、それ以外のタイプのファイルも登録すれば開けるようになる。

reviewer's EYE ファイルの移動やコピーをする場合、マイコンピュータからフォルダを開いていくと、ウィンドウだらけになってしまうのでいやだという人は多いだろう(エクスプローラの場合、フォルダツリーをしばらくポイントしていると下位フォルダが展開されるだけになおさらだ)。Mac Finderのフォルダナビゲーションはそういう人に特にお勧めしたい機能だ。もちろんフォルダウィンドウ同士だけでなく、フォルダとエクスプローラとの間やエクスプローラ内でのドラッグでも使える。残る2種類の機能も含め、どれもちょっとしたことながら、それだけに日常的な使い勝手の改善に役立つものだ。

ドラッグ操作を右クリックでキャンセルした場合もフォルダナビゲーション機能によって開いたウィンドウはちゃんと閉じるし、ウィンドウシェードを使って最小化したウィンドウはタスクアイコンが消えるのでタスクバーがすっきりするなど、細かい部分もよく考えられているのはうれしい。
(福住 護)


スクリーンショット》 ドラッグするだけで次々にフォルダを開いてくれるフォルダナビゲーション機能。画面は「Nikon View」フォルダを「HD-02b」(Eドライブ)にコピーして、HD-02bウィンドウが開いたところ
スクリーンショット》 タイトルバーを残してウィンドウをおりたたむウィンドウシェード機能。タスクバーにはマイコンピュータのボタンしかないのに注目してほしい
スクリーンショット》 フォルダ検索機能でオープンするファイルタイプは拡張子で登録できる
スクリーンショット》 キー操作と組み合わせることで、ウィンドウの移動や拡大・縮小なども可能


【作 者】 Some さん
【作者のホームページ】 http://www2u.biglobe.ne.jp/~some/
【動作に必要なソフト】 MFC42.DLL
【補 足】 試用期間は30日間。試用期間中は設定の保存ができない。3月7日現在の最新版はVer.1.07。作者のホームページ からダウンロードできる
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

Windowsを使う前はMacユーザでした。Macをゲーム、電子メールなどに使っていました。約3年前、仕事でWindowsを使うことになり(一時、Macは会社内での使用が禁止された)仕方なく使いはじめました。最初は使い方がよくわからず、ファイルをコピーするにも手惑い、舌打ちしながら使っていました(Windowsはいまでも使い勝手がよいとは思っていませんが)。

ずっとMacの使い勝手をWindowsにもほしいと考えていました。また、そのようなソフトを探していましたが、ピンとくるのがありませんでした。時間があったらいつか作ろうと思っていましたが、やっと実現できてうれしく思っています。

■開発中に苦労した点

Mac Finderは常駐型プログラムなので、常にマウスアップダウン等のシステム事象を監視しています。その中でMac Finderに関する操作を判断して動作するわけですが、いかに他の操作に影響を与えず的確に動作し、かつシステムを重くさせなくするかという点が苦労しました。

■ユーザにお勧めする使い方

たくさんある画像ファイルなどを一挙に見る場合やファイルを探す場合に、マウスを動かすだけでファイルをどんどん開くことができるので非常に便利です。

■今後のバージョンアップ予定

もう少しバージョンアップ(機能追加)の予定があります。また、要望などにもできるだけ対応しようと思っています。すこし落ち着いて、もし評判がよければ英語版のMac Finderを作成して海外にも公開するつもりでいます。私は英語が得意ではない(英語版のソフトがどうにか作れる程度)ので、海外のシェアウェア登録、ユーザサポートなどの事務的なことに協力頂けるパートナーを募ります。その方面に若干の知識があり、英語ができる方で興味がある場合はメールをください。
(Some)
go! download
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

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