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	ベクターソフトニュース - 2000.02.16

	DEL DUST　Ver.1.07a 不要ファイルを簡単操作で削除できるクリーンアップソフト ■Windows 98/95/NT　■フリーソフト


	■デザイン、使い方ともWindowsのファイル検索機能に似ており、わかりやすい

Windowsを使っていると知らないうちにたまってしまう不要ファイルを、設定された条件によって検索し、削除・移動・圧縮などの処理を実行するソフト。Windowsのファイル検索機能に似たデザインを持ち、操作法もわかりやすい。

検索対象は基本的にファイルの拡張子（ファイルタイプ）によって指定する。これは、「テンポラリ」「バックアップ」「ファイル情報」など、あらかじめ登録された9種類のグループから選択できる。例えばテンポラリであれば「*.tmp」という拡張子が設定されているといった具合で、グループによっては複数の拡張子が登録されているものもある。グループはカスタマイズすることもできるで、ユーザの環境に合わせてグループを作成すれば、より効率的になる。また、それぞれの拡張子ごとに特定のフォルダのみを検索対象とするといった指定も可能だ。

上記の基本条件に加えて、検索オプションとして「～日以前のファイル」という形での日付指定、検索対象外ファイルやフォルダの指定、指定フォルダ以下の空フォルダの指定、さらに「Tempフォルダのすべてのファイル」「リンク先のないショートカット」「最近使ったファイル」などを設定することができる。

検索結果は一覧で表示され、これに対し、「ごみ箱に移す」「削除する」「圧縮する」「移動する」の4種類の処理を選択・実行できる（圧縮する、移動するの2種類の処理については、それぞれ実行先のフォルダを指定する必要がある）。各処理には「検索後自動処理」「実行前に確認」チェックボックスが用意されており、文字通り検索～各種処理を連続して自動的に実行させたり、事前に確認ダイアログを表示させられる。また、検索結果として表示された個々のファイルに対して、右クリックのコンテキストメニューから「リストから外す」「ごみ箱へ移す」などの操作が行える。

さらに、「掃除」というメニュー項目があり、ここからは「アプリケーションの追加と削除」の不要項目の削除、実行先のない関連付けの削除、Internet Explorerなどの履歴の削除、各種インターネットキャッシュの削除が行える。

そのほか補助的な機能として、エクスプローラやスキャンディスク、デフラグの起動、検索対象となっているドライブ内のフォルダごとの容量の確認、フォルダ単位での圧縮（専用ウィンドウにエクスプローラからフォルダをドロップする。対応形式はLZH）、ドラッグ＆ドロップによる解凍（DEL DUSTのウィンドウ上へ圧縮ファイルをドロップすると、移動先に指定したフォルダ内にファイルを解凍する。対応形式はLZH、ZIP、ARJ、TAR、CAB）といったものがある。なお、圧縮・解凍関連の処理を行うには、対応アーカイバ用DLLが必要。

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	Windowsのファイル検索機能で不要なファイルを探すには、ファイルの種類や拡張子の知識が必要だ。その点DEL DUSTは「テンポラリファイルって何？」「拡張子って何？」というようなパソコン初心者でも、簡単に使えるところがいい。しかも「アプリケーションの追加と削除」に残ってしまった不要な項目を、レジストリの編集というリスクを冒すことなく削除できたり、スタートメニューの中にある空フォルダや隠しフォルダなどまで検索できるので、中級以上のユーザにとっても役立つだろう。使い方次第ではバックアップ用にもなるし、不要ファイルを削除したあとそのまますぐスキャンディスクやデフラグを呼び出して実行できるという点も気が利いている。手軽なお掃除ソフトを探している人に幅広くお勧めできそうだ。（福住護）《スクリーンショット》　検索対象は基本的にグループ単位で選択するが、拡張子ごとの細かい指定やユーザによる追加も可能《スクリーンショット》　検索したファイルは指定のフォルダへ移動したり圧縮することもできる《スクリーンショット》　レジストリ情報だけが残ったアプリケーションも簡単に削除できる《スクリーンショット》　フォルダごとの占有量も簡単に調べられる機能もある【作　者】松山俊之　さん【作者のホームページ】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA011258/ 【動作に必要なソフト】（圧縮・解凍関連の機能を使用する場合は、対応DLL）

■ソフトを開発しようと思った動機、背景

このソフトはもともと検索ツールを作ろうと思っていたものを「他の使い方ができないものか」と考えてできあがったものです。

■開発中に苦労した点

削除をするツールなので、間違いがないように慎重に作っています。

■ユーザにお勧めする使い方

検索と削除する動作は分けて設計してあるので、安心して確認しながら削除することができます。また、削除するものが決まってくると自動実行機能があるので、そちらを使っていただくと便利だと思います。

（松山俊之）

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