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ベクターソフトニュース - 2000.01.26
Pendulumania〜ぺんじゃらまにあ〜 Pendulumania〜ぺんじゃらまにあ〜 Ver.1.0
振り子を操ってターゲットを破壊する“ラバーリング”アクションゲーム
Windows 98/95 フリーソフト
「Pendulumania〜ぺんじゃらまにあ〜」の動作画面
■振り子を動かしてターゲットを破壊するシンプルなゲーム。しかし、その奥の深さを知ってしまうと……

ゴムひもの付いた振り子を使って、制限時間内に次々と現れるターゲットを破壊してゆくアクションゲーム。フルマウスオペレーションの誰でも遊べるシンプルなゲームだが、非常に奥が深い。

画面上には銀色の輪が付いた振り子がある。銀色の輪と振り子先端のボールはゴムひもでつながれており、プレイヤーがマウスで操作する銀色の輪が動くと、それにつれて振り子も物理的なシミュレーションに基づいて振幅する。ターゲットに振り子を当てるとターゲットが破壊されて得点となり、次のターゲットが出現するようになっている。振り子のゴムひもは伸び縮みするので、その分を予測に入れてマウスを動かす必要があるというのがPendulumaniaのミソだ。しかもちょっと強く振り回しているとアッというまにゴムは切れてしまうため、加減がなかなか難しい。

Pendulumaniaの難しさをさらに高めているのが得点システムだ。得点は基本的には「ターゲット破壊時のゴムひもの伸び」に応じた5段階(完璧、秀逸、優良、可、不可)で決まり、伸び率が大きいほど高得点、逆に伸び率が0のときは得点とならない(伸び率は画面上のゲージや変化するゴムひもの色で一目でわかるようになっている)。これに、ターゲットを連続して破壊(コンボ)すると得点が大きくなるといった要素も加わり、上手にプレイすることで飛躍的に高い得点が得られる仕組みになっている。

ターゲットの出現位置はあらかじめ2個先までマークで予告されているので、それを計算に入れながら振り子を動かせば効率よく得点できる。逆にもたついているとコンボカウンタの値が減ってしまうので、ちょっとしたミスで高得点のチャンスを逃がしてしまう。また、破壊したターゲットの色によって振り子先端のボールが大きくなったり、ゴムが切れにくくなったりといった効果がある。ターゲットも最初のうちは出現後も制止したままだが、途中から移動しはじめる。ゴムひもが切れるか制限時間を終了するとゲームオーバーとなり、スコアが表示される。

高得点が出るとスコアランキングに名前を登録できるのはもちろん、Pendulumaniaのホームページ へスコアのデータファイルを送ってインターネット上でランキングを競うこともできる。PMMergeという専用ツール(別途ダウンロードが必要)を使うとスコアデータを結合できるので、友達同士でスコアを持ちよってグループ内でのランクを決めるといった遊び方も可能だ。

そのほか、プレイ内容を保存・再生できる録画機能、プレイ中やスコア表示などの画面をBMP画像として保存できるスクリーンキャプチャ機能がある。

reviewer's EYE 最初のうちはすぐにゴムひもが切れてゲームオーバーになるので「なんだこれ」と思ったのだが、コツをつかんでくるととてもおもしろく、やみつきになってしまった。

このゲームのポイントは2点あると思う。ひとつは振り子を振るという物理的なシミュレート。重力加速度やゴムひもの弾性定数などをもとに、かなり厳密なシミュレートをしているだけあって、本物を振り回している感覚になるほどリアルな動きを見せる。しかも次にターゲットが現れる場所とゴムひもの弾性を計算に入れた上で動かす必要があり、位置の読みとマウス操作の加減のバランスが必要だ。そしてもうひとつ、振り子が途中でだんだん大きく重くなるという、現実にはありえないおもしろさがこれに加わる。この2点が絶妙にブレンドされて、とても楽しめるゲームに仕上がっている。

筆者もようやく200万点台を2回だけ記録したが、得点カウンタの方は11桁あり、ホームページのスコアランキングを見るとトップは148億点オーバー(1月25日現在)となっているので、すっかりめげてしまった。が、それでもちょっとした時間があればまたすぐにプレイしたくなってしまう、なかなか中毒性の高いゲームといえる。
(福住 護)


スクリーンショット》 右側に見えるのが次のターゲット出現位置。2個先までが表示される
スクリーンショット》 プレイ終了時に表示されるスコア。ランクはE〜A、S、SS、SSS、Ultraと上がるが、このあたりではまだまだひよっこらしい
スクリーンショット》 メニュー画面
スクリーンショット》 プレイの記録・再生が可能。うまくいったプレイは踊るように美しく、何回見ても飽きない


【作 者】 naruto さん
【作者のホームページ】 http://www05.u-page.so-net.ne.jp/gf6/mikiso/cano-lab/
【動作に必要なソフト】 DirectX
ソフト作者からひとこと
■ゲーム開発の動機

一番最初は単にゴム振り子が動くだけの、BASICでさくっと書いた物理シミュレーションでした。それが、ひょんなことから伸びるとゴムが切れることになり、ふとした思いつきでターゲットを作っていたら、 もののはずみで「ゴムが伸びれば伸びるほど点が高い」なんていうデンジャラスなルールが生まれたので、 なりゆきでWindowsに移植決定しました。

■開発中に苦労した点

ゲームバランスの調整ですね。周りが飽きるほどに(笑)何度もテストリリースを重ねて、やっと今の自信作のルールに落ち着きました。協力していただいたみなさんには本当に感謝しています。

■注目してほしい点

このゲームは、最初かなり難しく感じるかもしれません。が、他のゲームでの上手下手はほとんど関係ありませんので、スタートラインは全員一緒です。実際「百戦練磨なゲーマーよりも、理科の勉強に忙しい受験生の方がいい点数をとることができる(実験済み)」、そんなめずらしいゲームです。やれば誰でも、いつか1億点取れます。いい点数が取れたら、ぜひCANO-Lab主催のインターネットスコアランキングに参加してくださいね。

あ、目立たないですが、物理定数変更機能とかもあります。理科好きな学生さんにもぜひプレイしていただきたいです。

■今後のバージョンアップ予定

インタフェース改良版を近日発表予定です。また、振り子シリーズで姉妹ゲーム制作も考えています。

■最後に遺言。これだけは

「決して断じて絶対に、SランクやHyperランクが最高ではありません」……謎。
(naruto)
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フリーソフト
Pendulumania〜ぺんじゃらまにあ〜 1.3 振り子を操ってターゲットを連続破壊する、激しいフルマウス操作ゲーム (817K)

フリーソフト
Pendulumania1.0用スコア結合・PMMerge 1.0.1 Pendulumaniaの2つのハイスコアファイルを結合し新トップ10作成 (266K)




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