ベクターソフトニュース - 2000.01.12

	CARD DUELERS　Ver.1.0 テンポのよい、カードタイプのアクションバトルゲーム ■Windows 98/95　■フリーソフト

	■画面上部中央がアクションゲージ。カード交換や攻撃のできるタイミングが表示される 世界の果てにあるといわれる秘宝をゲットするためにキャラを走らせる、カードバトルゲーム。カードを変えながら、手持ちカードで役を作ることで、敵キャラに攻撃を仕掛けることができる。プレイヤーとコンピュータプレイヤー2人の計3プレイヤーで対戦を行い、そのステージで目標地点まで最初に到達するか、他のキャラのHPを0にすればステージクリアとなる。テンポのよいアクションと個性豊かなキャラ、丁寧に描かれた美しいグラフィックが印象的。 登場するキャラは攻撃力や得意技の異なる8人。この中から好みのキャラを選択すると、コンピュータ側のキャラ2人が自動的に決まり、バトルが開始される。バトルに使うのは、プレイ前にランダムに配られた6枚のカード。カードは絵柄や数字によってそれぞれ効力やエネルギー値が異なる。カードの絵柄は計11種類あり、大きく分けて文字通り敵にダメージを与える「攻撃カード」（5種類）と、自分のHPを回復したりスピードを上げたりできる「補助カード」（6種類）がある。 カードの効力を使うには、手持ちのカード6枚のうち3枚以上同じ絵柄を揃えて役を作らなくてはならないが、ここで大きな役割を果たすのが「アクションゲージ」だ。6分割されたゲージ上にはバトルを行っている3人のキャラのアイコンが表示されるが、アイコンの位置によってカードの交換や攻撃といった、行えるアクションが決まっているのだ。また、カードの効力は数字が大きければ大きいほど高くなるが、逆に数字が大きいとキャラの走るスピードが遅くなってしまう。攻撃は、カードの役が揃った状態で、アクションゲージがアタックゾーンに入ると自動的に仕掛けてくれるので、アクションゲージと自キャラの位置を把握しながら、いかにうまく手持ちのカードで効果的な役を作れるかが勝敗の鍵となる。 さらに、ゲージがアタックゾーンに入るたびに連続して役が作れていれば、コンボとなって敵へのダメージがどんどん大きくなったり、直前に攻撃してきた相手にカウンターで攻撃を仕掛けることができたりといった細かなルールも設定されている。ゲームの目的はステージクリアをしながら高得点を得ることで、インターネットランキングにも対応している。ランキングへの登録は、ゲームスタートダイアログから簡単に行える。 ●

	ヘルプを一読しただけで、よくわからないままにプレイを開始したが、それで正解だった。 カードゲームというと、ついルールを先にすべて覚えてからでなければ、プレイできないような気がするが、このソフトの場合、同じ絵柄をとにかく3枚以上揃える、といった感じで十分。ルールが単純だといっているのではない。逆にこれだけのカードでありながら、組み合わせを変えることで攻撃力を変えたり、攻撃やカード交換のタイミングを設定したりといったような、豊富な要素を作っていることには驚かされる。それゆえ、本来カードゲームが持つおもしろさに、アクション的な要素＋αの醍醐味が加わっている。 派手な戦闘シーンよりも、頭をひねった頭脳バトルはいかがだろうか。ステージごとに変わる砂山や雪山、宇宙といった背景のグラフィックも美しい。判断力と反射神経がモノをいう、ハマり度の高いカードバトルアクションゲームだ。 なお、現在インターネットランキング登録を行うと、CARD DUELERSの壁紙がプレゼントされる（スコアに関係なく）。 （フェムス・安藤 しょうこ） 《スクリーンショット》　登場するキャラは8人。それぞれが個性を持つ。 《スクリーンショット》　役ができた状態でアタックゾーンに入ると、自動的にアクションを起こしてくれる。連続して役を作るとコンボとなり、敵に与えるダメージがどんどん強くなる 《スクリーンショット》　直前に攻撃をしたキャラがゲージ左端のカウンターゾーンにいるときに攻撃を仕掛けると、相手を転倒させることができる 《スクリーンショット》　作者のホームページ で開催されているインターネットランキングへの登録も簡単 【作　者】 OHBA　さん 【作者のホームページ】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA014388/ 【動作に必要なソフト】 DirectX 6以降 【補　足】 1月11日現在の最新版はVer.1.3。作者のホームページ からダウンロードできる

	■ソフトを開発しようと思った動機、背景 初期バージョンは雑誌投稿用として開発しました。その後、大幅な改良を行い、現在のフリーソフト版CARD DUELERSとなりました。 ■開発中に苦労した点 苦労したのはグラフィックデータの作成です。システム関係のグラフィックは、何度も描き直しました。プログラミング自体は、DelphiX（堀 浩行さん作の、DelphiでDirectXを使うためのコンポーネント）という優秀なライブラリを使用させていただいたため、かなり負担を軽減することができました。 ■ユーザにお勧めする使い方 作者ホームページ 上にて、インターネットハイスコアランキングを行っているので、いいスコアが出たら登録してみてください。全国の強者たちがあなたの参加を待っています。登録はインターネットに接続後、CARD DUELERSメニューからボタン一発で自動的に行えます。 ■今後のバージョンアップ予定 現在はVer.1.3までリリースしています。今後は、内容を大幅に変更するようなバージョンアップはありませんが、不具合が発見されれば順次、対応バージョンをリリースしていきます。 ■BGMについて BGMはMIDIで再生するようにしてあるのですが、本来はWAVデータを流してBGMとする仕様なのです。しかし、WAVだと容量が巨大（50MB以上）になってしまうために泣く泣く切り捨てました。 ■その他諸々 レジストリには一切書き込みを行っていないので、アンインストールはソフト解凍時に生成されたファイルを削除するだけでOKです。お気軽にダウンロードしてください。 （OHBA）
	上で紹介したソフト（およびその関連ソフト）のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。 現在公開ファイルがありません

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