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ベクターソフトニュース - 2000.01.08
BzCalc BzCalc Ver.2.2
シンプルな表計算ソフト。HTMLファイルの出力も可能
Macintosh PPC シェアウェア
「BzCalc」の動作画面
■メイン画面。画面右上の「手」がモード切り替えボタン、左下は、数値データの合計を求められるSUMボタン

シンプルながらも、基本的な機能は網羅した表計算ソフト。扱える表の大きさは999行×26列までだが、セル間での加減乗除といった演算はもとより、三角関数をはじめとした21種類の数学関数、最大値、最小値、分散、平均などといった7種類の統計関数、VLOOKUP/HLOOKUPといった各種の関数を使った演算が行え、表計算ソフトに必要とされる機能はほぼ備えている。

扱える数値の範囲は999,999,999.999から-999,999,999.999。また、桁区切りとして“,”が入った数値もそのままセルに入力できる。セルの表記は、一般的な表計算ソフトと同様にA3(A列3行)、E215(E2列15行)といった指定が用いられている。セルの移動も【tab】と【return】で行える。セル自身の移動も、選択したセルの右下部分へカーソルを持っていってドラッグすればOKと、全体的な操作やセルの計算などは一般的な表計算ソフトと同様の感覚で行える。

「BzCalc」には、キーボードからのデータ入力を行うときの「入力モード」と、セルを並べ替えたり、セルの設定を行う「編集モード」の2種類のモードがある。両モードの切り替えは、ウィンドウ右上にあるボタン(起動直後は指の形になっている)で行う。このボタンおよびマウスカーソルが指の形を示しているときが編集モードで、矢印カーソルになっているときが入力モードである。両モードはセルのダブルクリック、【enter】の入力で切り替えることも可能だ。

日付は「02/06(2000/02/06)」「01/1/5(2001/01/05)」「//(システムの日付)」「H12/2/5(2000/02/05)」といった形式での入力が可能。さらに「5月12日」「2001年2月8日」 「平成12年10月2日」と入力しても日付として認識される。和暦←→西暦、和暦←→和暦変換も行える。

そのほかの特徴として、選択範囲のセルをHTMLファイルで書き出せる点が挙げられる。これによりWeb上での面倒なテーブル作成を、BzCalc上で簡単に行うことができる。

reviewer's EYE 何十MBもハードディスクを占拠するような表計算ソフトを持っているが、「計算」の部分はあまり使っていない、というユーザは意外に多いのではないだろうか。セルに罫線が引けて、必要最低限の計算さえできればという人にとっては、「BzCalc」は十分に“使える”表計算ソフトだといえる。他の表計算ソフトからのデータの入力も、テキスト(タブ、改行区切り)であれば、取り込むことが可能だ。

セルと数値の四則演算はそのままではできないため、工夫しないといけない(=A1*1.05といった消費税の計算はできない。数値1.05を別のセルに一度入れておく必要がある)点や、1行目だけを選択した際に、下線のみの罫線が引けないといった点はあるものの、それ以外では満足のいく仕上がりだといえる。できれば、他の表計算ソフトとのデータ互換のためにSYLKファイルの読み込みなども行えれば、文句はなくなるのではないだろうか。

作成できる表のサイズに制限はあるものの、機能も十分なものを備えているので、コストパフォーマンスの面でも納得できるはずだ。
(宮原 公文)


スクリーンショット》 初期設定画面。表示オプション等、各種設定が行える(ただしシェアウェア登録をしないと、設定は保存できない)
スクリーンショット》 関数は数学関数、統計関数をはじめ、各種用意されている
スクリーンショット》 セルに罫線を引くことも可能。一般設定の「罫線の幅を1/2にする」で印刷時には細い罫線にすることもできる
スクリーンショット》 BzCalcの出力したHTMLファイルをブラウザで見たところ。このような表も簡単に作成できる


【作 者】 BzBit さん
【作者のホームページ】 http://www.rd.mmtr.or.jp/~tkdh/bzcalc.html
【レジ作品番号】 SR014995
【補 足】 試用期間中もほとんどの操作は可能だが、初期設定ファイルによる各種設定が行えない。近日中にVer.2.3にバージョンアップの予定
ソフト作者からひとこと
■開発の経緯

もともと表計算ソフトを確定申告用に使っていましたが、市販の表計算ソフトや表計算機能のあるソフトは、自分にとっては機能が多すぎたり、ほしい機能がなかったりで、使いやすさにも不満がありました。バージョンアップ料金などコストパフォーマンスも考えると、いっそ自分で作ろう思い立ち、作っていくうちに表計算ソフトらしくなってきたので、一般公開することにしました。その後改良を加えていき、現在の形になりました。

■今後の開発方針

今後の開発はユーザからの支持がどのくらい得られるかによりますが、開発を続けていきたいと思っていますし、開発を続けるからにはMac用の表計算ソフトの選択肢のひとつと認められるようなソフトにしていきたいと考えています。使いやすく、わかりやすい、そしてできれば使っていて楽しいソフトを目指します。
(BzBit)
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シェアウェアプロレジ・シェアレジ(1,188円(税込))
BzCalc 3.3 表計算ソフトとしての基本的な機能に独自の機能を追加 (584K)




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