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ベクターソフトニュース - 2000.01.08
OPTPiX webDesigner OPTPiX webDesigner Ver.2.01
高性能減色エンジンを中心に、Web用素材作成に適した機能を搭載したグラフィックソフト
Windows 98/95/NT シェアウェア
「OPTPiX webDesigner」の動作画面
■減色後の色数は9種類から選択できる。画像種類に適した減色処理パターンがプリセットされている

高画質減色エンジンを中心に、アニメーションGIF編集やHTML作成、JPEG最適化フィルタなど、グラフィック面からWebページ編集を強力にサポートする機能を搭載したグラフィックソフト。同じ作者がリリースする「OPTPiX」の操作性を高め、なおかつ機能拡張を図った、といった趣を持つ。

「OPTPiX webDesigner」の最大の特徴は、何といっても高性能の減色機能にある。オリジナル画像の画質をほぼ維持したままファイルサイズを大幅に縮小することが可能で、フルカラー画像であれば256色はもちろん、それ以上に減色してもさほど違和感のない減色が行える。減色の設定として、Windowsで最適な256色減色を行えるよう、標準システムカラー20色分を除いた236色モードが用意されているのに加え、「自然画(人物)」「アニメ調CG(ディザなし)」といったように、画像の種類に適した減色モードが5種類プリセットされている。またGIF、PNGファイルであれば、透過色を指定することで、減色と同時に透過処理を行うことが可能だ。減色や画像形式変換の一括処理機能もある。

JPEGに関しては、通常の画質調整機能だけでなく、独自の「JPEG最適化フィルタ」を搭載する。保存時にこのフィルタを使用することで、通常のJPEG出力以上のファイル縮小化が図れる。出力ファイルサイズと画質は、保存前に[試算&プレビュー]ボタンで簡単に確認することができる。

減色機能だけでなく、画像の加工ツールとしても多彩な機能を持つ。明度・コントラスト調整、ガンマ・レベル補正、色相・彩度調整では、オリジナル画像を中心に1段階ずつ効果をプラスマイナスした3×3=9パターンのマトリックスプレビュー画面で効果を確認しながら、効率のよい編集が行える。シャープやぼかし、セピア調、ノイズ除去、エッジ抽出などのフィルタ類も充実。カラーセロファンや煉瓦模様といっためずらしいフィルタもあるので、人目を引く一風変わった画像を作るのに威力を発揮する。もちろん、各種補完法を使用しての画像の拡大・縮小や回転、反転、画像サイズの変更といった機能もしっかりと押さえてある。選択範囲をコピーしたり、クリップボードの画像を半透明にして貼り付けたりすることも可能だ。

そのほか、大量の画像ファイルをホームページ上で公開するのに便利なHTML作成機能(シェアウェア登録後使用可能)や、アニメーションGIFの作成、編集をするための機能も備える。

なお、対応する画像形式はBMP、PNG、JPEG、GIF、TIFF、MAG、MAKIなど計26種類。読み込みは Susie Plug-in に対応しており、プラグインを組み込めば、さらに幅広い画像形式を扱える。

reviewer's EYE とにかく減色機能がすばらしい。画質に対する要求水準は人によっても異なるし、オリジナルの画像によって得られる結果も異なるが、64色や32色まで減色しても十分見るに堪える画像が得られるのだから大したものだ。パレットや減色に関する知識がまったくなくても簡単に扱える点もうれしい。

「webDesigner」というネーミングからホームページ作成専用のツールと勘違いする人もいるかもしれないが、決してそんなことはない。普段から常用するフォトレタッチソフトとしても十分使えるソフトだ。もちろん、ホームページ用の素材を作成する際に優れた能力を発揮することは言うまでもない。
(秋山 俊)


スクリーンショット》 3×3のマトリクスを見比べながら画像を最適に調整することができる
スクリーンショット》 アニメーションチャートを使ってアニメーションGIFの作成も可能
スクリーンショット》 フィルタ機能も豊富(画面はカラーセロファン)


【作 者】 (株)ウェブテクノロジ
【作者のホームページ】 http://www.webtech.co.jp/
【レジ作品番号】 SR014856
【補 足】 試用期間は3週間。試用期間中は保存できる画像のサイズや使用できる機能に一部制限がある
ソフト作者からひとこと
「OPTPiX webDesigner」は、高画質な減色ができるとご高評いただいている「OPTPiX」の兄弟ソフトという位置付けで開発しました。コンセプトは、名前の通り「ホームページに使う画像を最適化する」です。減色に特化していた旧来のOPTPiXを遙かに凌ぐ、多彩な機能があります。ただし、多機能・高性能であっても使いやすさを犠牲にしないよう留意しました。

webDesignerでは、画像のファイルサイズを縮小する方法を追加しました。OPTPiXから継承している超高画質減色に加え、「JPEG最適化フィルタ」(JPEGファイルのサイズ縮小ができる機能)をサポートしています。このフィルタは、よりJPEGの圧縮が効きやすいよう画像データに「おまじない」をかけます。この「おまじない」により、通常のJPEG保存に比べて、同等の画質を保ちつつ、30〜50%もデータを縮小することができるのです。画像の多いホームページ作者の方には喜んでいただける機能だと思います。

HTML作成エンジンは、大量の画像ファイルから、それをブラウザで閲覧できるHTMLを一気に生成できます。これは、我々スタッフが個人的にほしかった機能でもあります。例えば、たくさん撮ったデジカメの画像をホームページで友達に見せたいとき。ホームページ作成ソフトで1枚1枚画像を登録していくのは非常に面倒です。そこで、せっかく性能のよい縮小エンジンと減色エンジンがあるので、サムネイルを作って減色し、同時に<TABLE>や<FRAME>を使ったHTMLを作成しちゃえば簡単でいいじゃないか、という話が出て、トントン拍子に企画が進んでいったのです。

また、webDesignerでは、一般のユーザがあまり知らない用語は極力使わないよう留意しました。例えば「誤差拡散」は使わずに「バナー用」「自然画用」といった表現に、拡大・縮小時に使う名称も「近傍画素法」「3次補間法」といった用語を廃止し、「デザイン画向き」「文字要素向き」といったように、「方式を選択」するのではなく、「ほしい結果を選択」するように変更しました。レベル補正、ガンマ補正も数値だけではわかりにくいので、サンプル画像を多数表示させ、最適な1枚を選択するようにしており、ビジュアル的なインタフェースをいたるところに採り入れました。グラフィックに強くない人でも直感的に使えるのではないかと思います。

今後は、HTML作成やアニメーションGIF作成の機能・操作性を改善していきます。我々スタッフもまだ納得していないところが多々あるからです。もちろん「ユーザからの声」を最も大切にしています。ぜひご意見・ご要望をどんどんお寄せください。
((株)ウェブテクノロジ)
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