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Pocket Vector ソフトニュース - 2003.01.18
予定表++ 予定表++ 1.79
スケジュールやToDoをカレンダー表示で一元管理できるPIMソフト
Zaurus シェアウェア (1,000円)
「スケジュール」「アクションリスト」「アドレス帳」のデータをまとめて管理するPIMソフト。六曜/旧暦の表示や簡易ランチャなどの機能も備えている。


メイン画面
■ 予定やToDoをまとめて月表示。六曜や旧暦の表示も可能だ。日付から「1日詳細画面」に飛ぶこともできる

「予定表++」はZaurus標準のスケジュール(予定)、アクションリスト(ToDo)、アドレス帳のデータを効率よくカレンダー表示するソフト。表示モードは主に「月表示」「週表示」「1日詳細画面」「ToDo詳細リスト画面」があり、これらを切り替えて参照する。予定やToDoデータはハードキーから登録選択画面をポップアップさせて、いつでも新規登録することができる。

「月表示」では、1ヵ月カレンダーに予定/ToDoを簡易表示する。日付にカーソルをあわせて、カレンダーの空欄にその日の予定の内容を表示することも可能だ。「週表示」では、上段に一週間のカレンダーに予定/ToDo、下段にToDoの一覧を表示する。「月表示」「週表示」では、日付に「六曜」「旧暦」「祝祭日」を表示したり、日付などのデータにカーソルを合わせて決定キーで「1日詳細画面」に移行したりすることができる。

「1日詳細画面」では、その日の六曜や旧暦、登録されている予定/ToDoの一覧が表示される。上段の予定/ToDoにカーソルを合わせて下段にその内容を表示することも可能だ。「週表示」から移行できる「ToDo詳細リスト画面」は、登録されているToDoを一覧表示し、同様にカーソルをあわせての内容表示が行える。期限日/重要度/開始日順でソートも可能だ。なお、ToDoはどの画面でも重要度ランクや済/未済の表示が行える。

そのほか、アドレス帳のデータを検索して名刺形式で閲覧できる「名刺ビューア」や、「月表示」下段の3色のボタンにそれぞれアプリを割り当てて起動することができる「ランチャ機能」が用意されている。

メニューの「各種設定」では、特に表示方式について非常に細かな指定が行える。また、ハードキーでの操作が大半になるため、キー操作のヘルプもメニューから参照することができる。
◆その他のスクリーンショット
スクリーンショット スクリーンショット スクリーンショット
■ 「週表示」で予定を表示。下段のToDoの一覧から「ToDo詳細リスト画面」に移行可能だ
■ データの登録は、ポップアップ画面で予定(通常/期間)とToDoから選択してすぐに行える
■ メニューの各種設定画面。主に表示方式に関してきめ細かな指定が行える
reviewer's EYE Zaurus標準のアプリをひとまとめにし、六曜などの表示を可能にした「てんこ盛り」のソフトだ。表示機能に工夫があり、さまざまなデータを効果的に参照することができる。六曜の表示も、「六曜カレンダー」の技術が応用されており、冠婚葬祭の予定の記述で役に立つ。

ハードキーでほとんどの操作を行えるのが特徴の一つだが、慣れるまでちょっと時間がかかる。最初のうちは説明を見ながらでないと操作にとまどってしまうかもしれない。また、「月表示」から直接「ToDo詳細リスト画面」に飛ぶことができないので、どこかでそのようなキー設定があるとよいだろう。
(ピンフ)

【作 者】 ISHIHATA さん
【作者のホームページ】 http://homepage2.nifty.com/ishihata/
【備 考】 試用期間中は、送金を促すダイアログが現れる
ソフト作者からひとこと
■ ソフトを開発しようと思った動機、背景

先に開発した六曜カレンダーProが独自の予定ファイルを使っていて、ほぼカレンダー機能に徹していましたので、第2弾は六曜を表示しつつ本体の予定データを読み込み表示可能なスケジュールソフトを是非作りたいとぼんやりと考えていました。当時は既に本体データを表示するスケジュールソフトは何本かありましたが、本ソフトのような形式の週表示をするものは無かったこと、ToDoが他の予定と一緒に表示できないこと、全ての操作が表面のハードウェアキーや内蔵キーボードでできる訳ではなかったこと等から、これは新たに自分で作るしかないなと思い開発に着手しました。

■ 開発中に苦労した点

まず、月表示画面上で一日当り4件の予定表示をさせるため、レイアウト設計と実際の表示ロジックに相当の時間を費やしました。それから複数の期間予定が重なっている場合の表示を如何に分かり易く表示させるかという点ではかなり悩みました。一番苦労したところは、各種の設定画面も含めてほぼ全ての操作をハードウェアキーや内蔵キーボードでできるようにするための工夫でした。

■ ユーザにお勧めする使い方

ほとんどの操作がハードウェアキーあるいは内蔵キーボードで可能ですので、キーボード派の方には特にお勧めです。それから六曜表示をはじめ、春分/秋分の日を含む祝祭日を現バージョンで2011年まで表示可能ですので、自分で入力するのが煩わしいと思われる方、そしてToDo機能を多用されている方、標準のアドレス帳が見難いと思われる方、ランチャー機能を簡単に設定してハードウェアキーで気軽に素早く利用したい方々等にも是非お勧めいたします。

■ 今後のバージョンアップ予定

今でもユーザーさんから幾つかの機能追加のご要望をいただいていますが、現在、Linux Zaurusを入手して、色々とスタディ中です。Linux Zaurusに対する個人的な印象は、ハードウェア的には大変優れているとは思うんですが、MIザウルスに比べて全体的に処理/表示速度が遅く、今のところPIM用途に限っては余り実用的に使えないかなという感じです。一通りスタディが終わったら、まだまだ自分としては現役バリバリの予定表++の機能アップに色々とチャレンジしてみたいと思っています。

(ISHIHATA)
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