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Pocket Vector ソフトニュース - 2002.02.13
CALCARD for Palm CALCARD for Palm  0.01
細かな出題設定が可能な暗記カードソフト
PalmOS フリーソフト
Palmを暗記カード代わりに利用できるソフト。正解率や重要度から出題パターンを細かく変更できるのが特徴だ。PCで作成した問題を変換し、インストール可能にする機能も備えている。


メイン画面
■ 問題の答えを思い浮かべて解答を確認。正解/不正解が記録され、今後の出題の法則が決まっていく

「CALCARD」は、英単語や歴史の年号などを記憶する暗記カードをPalm上で実現する利用するソフト。メイン画面に出題される問題を見て答えを頭に思い浮かべ、解答を見て正解/不正解を記録していく。問題のひとつひとつには、あらかじめ定められている「重要度」(1〜100)、正解すると減り、不正解だと増える「スコア」(1〜1000)、「出題回数」といったパラメータが設定されており、これらの数字の変化で、正答率の低い問題や重要度の高い問題が繰り返し出題され、何度も復習できる仕組みになっている。

「Setting」画面では、出題に関する細かな設定が可能だ。細かい設定を大ざっぱに説明すると、以下のようになる。
  • 「出題対象の限定を有効にする」……「スコアが1000で出題回数が0以外のもの」が一定数以上に達した場合は、メイン画面の「対象限定」がチェックされ、「スコアが1000で出題回数が0以外のもの」を出題しなくなる(ある程度不正解が続く場合は、新規の問題を出題せず、復習を優先するということ)
  • 「限定閾値」……上記の「一定数」を定める
  • 「音を鳴らす」……正解/不正解入力時のサウンドのON/OFF設定
  • 「出題エントリの選択方法」……正答率の低い問題を優先した出題にしたい場合は「スコア→重要度」を選択し、その度合いを「乗算回数」(1〜3)で設定する。「重要度」と正答率の両条件を同列に反映したい場合は「重要度×スコア」を選択する
  • 「出題カウント」……タイトル部分にある出題回数の初期化タイミングを、日付/起動毎のどちらかを選択する
PC上でコンマ区切りのCVSファイルをPDBファイルに変換し、インストール予定に入れるツールが同梱されており、Excelなどで自作した問題集ファイルを利用することが可能だ。逆にPDBからCSVファイルに変換することもできる。ただし、インストールできるのは一つのPDBファイルのみなので注意が必要だ。

出題の法則などは計算式で定められており、設定を理解するまでには少し時間がかかるかもしれないが、操作はいたってシンプルだ。スタイラスでも使用可能だが、設定以外は解答のみの操作なので、割り当てられたふたつのハードキーだけで利用できる。

問題集データの「ニュースサイトの単語1000」も用意されている。
◆その他のスクリーンショット
スクリーンショット スクリーンショット
■ 設定画面では、詳細に出題の法則を変更することができる
■ 同梱のツールでCVS←→PDBの変換もでき、自作問題集も簡単に作成が可能だ
reviewer's EYE 受験シーズンも本番になり、最後の追い込みで必死に暗記している受験生も多いことだろう。気分を落ち着かせるために見慣れた暗記カードで復習している人もおり、暗記カードは受験生には必須のアイテムだといえる。ただ、暗記カードは厚みがあり、何百枚も持っていくのは難しい。その点、このようなソフトを使えば、1000以上の単語が確認でき、不得意部分を重点的にカバーすることもできるだろう。仕様では「英単語の暗記支援プログラム」とあるが、もちろん自作の問題集を自分なりに作れば、年号や化学記号の暗記など、何にでも利用できる。

ひとつ残念なのは、問題ファイルがひとつしかインストールできないことだろう。やはり複数の問題ファイルを持ち歩き、場合に応じて使い分けたい。是非バージョンアップに期待したいところだ。
(塩野貴之)

【作 者】 chibayu さん
ソフト作者からひとこと
■ ソフトを開発しようと思った動機、背景

CALCARD は初めは Windows用として作られており、それなりにいろいろな方々に使って頂いていました。Windows 版の開発が一段落ついたので、こんどはPalm のような PDA で同じことをやりたいと思ったのが、きっかけと言えばきっかけです。PalmOS の制限から CALCARD for Palm にも制限が多いのですが、実際に作ってみると、こういった暗記用のツールはPDAにとてもマッチすることがわかりました。便利です。
皮肉なことに私は Windows 版はほとんど使わなくなってしまいました。

■ 開発中に苦労した点

意外に思われるかもしれませんが、サンプルの問題集づくりに非常に手間がかかりました。ユーザの方が自分用に問題ファイルを作る分には簡単な仕組みが用意されているのですが、公開するためのものなので、使用した辞書の制作者の著作権にふれないようになど、いろいろ気をつかいました。

■ ユーザにお勧めする使い方

一日200問を一年間続ければ、かなりの語彙力がつくと思います。ただ、覚えた単語を実際に使わないと忘れてしまうので、適度に英文を読むことをお勧めします。CALCARDを使う時間と英文を読む時間が2:1くらいでも、かなりの効果があるように思います。問題ファイルを作るのが面倒な方は Windows 版 CALCARD の問題ファイル自動作成機能を使ってみてください。手作業だと一週間かかるものが、10分で終わります。

■ 今後のバージョンアップ予定

現在の CALCARD はどういう点で他のソフトと比較して優れているのか、少し使った程度では分かりにくいようです。この点を次のバージョンでは Readme を工夫するなどして改善していきたいと思います。また、現在のバージョンでは、とりあえず早く公開したかったという思いがあり、細かいバグが残っていたり、手間はかかるが簡単に実装できる機能が外されていたりということがあります。この点も次期バージョンでは納得のいく形でリリースしたいと思っています。開発環境を変えて0から書き直す予定なので、しばらく時間がかかるかもしれません。

CALCARD を使うことで、ユーザの方の暗記作業にかかる負担が少しでも軽減できれば、これほどうれしいことはありません。これをお読みになった方は、ぜひ一度ご利用下さい。

(chibayu)
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