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Pocket Vector ソフトニュース - 2002.12.26 |
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ボンバーマン for PalmOS
爆弾をセットして敵を吹き飛ばす爽快アクションゲームのPalm移植版 ■PalmOS ■製品：試用可（3,880円） |
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敵を爆炎に巻き込んで倒し、扉を探して脱出する面クリア形式のアクションゲーム。敵のアルゴリズムや全50のステージなどがほぼ完璧に移植されている。
「ボンバーマン」は、1985年にファミリーコンピュータ用のソフトとして発売され、現在でも続編が制作されている息の長いアクションゲーム。このPalm版は最初のファミリーコンピュータ版をほぼそのまま移植したものだ。 地底王国で作られたボンバーマンは人間になることを日々夢見ていた。彼は地上に行けばその目的を果たせると信じ、脱出するために戦う……というストーリー。全50のステージをクリアするとエンディングとなる。 ステージは迷路のように仕切られており、プレイヤーはボンバーマンを操って爆弾を仕掛け、その爆炎でレンガを壊し、敵を倒していく。ステージ上の敵を全滅させて、レンガの中に隠れている扉から脱出できればステージクリアだ。爆弾はボタンでセットし、一定時間が経つと自動的に爆発する。複数の爆弾を置き、爆炎で連鎖的に爆発させることも可能だ。 敵と接触したり、ボンバーマンが爆炎に巻き込まれてしまったりすると1ミスとなる。特にレンガや壁に囲まれているところで爆弾を置いてしまい、身動きがとれなくなって自爆することが多いので注意が必要だ。また、扉を爆破すると敵が増殖したり、制限時間を超えると強力な敵が現れたりといったトラップもある。3ミスするとゲームオーバーだ。 レンガを破壊した際にアイテムが現れることがあり、それを取ることによってボンバーマンがパワーアップする。アイテムには、爆炎を大きくするものや、同時に置ける爆弾の数を増やすもの、爆弾をリモート操作で爆発できるようにするものなどがあり、これらを上手く活用するのがポイントとなる。 操作はすべてハードキーで行う。メニューから各種設定が可能で、6種類のキーコンフィグ設定、4段階の音量調節、3段階のゲームスピード調整ができる。ゲームオーバー後は記録をセーブすることが可能だ。また、最大5つまでのハイスコア表示も備えている。 |
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発売当時、その斬新なアイデアと奥深いゲーム性で誰もが魅了された「ボンバーマン」が、今Palmでできることは嬉しく感じてしまう。携帯ゲーム機ですでに人気があることからも、やはりPDAなどの携帯端末に向いているゲームだということがわかる。
気になる移植の忠実度だが、ゲーム内容に関してはほぼ完璧といってもいいだろう。ただ、コンティニューはファミコン版ではパスワード入力によるもので、特定のパスワードを入力して隠しステージをプレイできたが、その技はもうできないようだ。 ファミコン版の発売当時は「隠し〜」や「裏技」的なフィーチャーが多分に盛り込まれていた。当時筆者が印象的に思ったのは、開発者であるハドソンの中本氏が隠れキャラとして登場していたこと。クリエイター側のユーモアがたくさん詰まったソフトだったといえるだろう。 さて、今回のPalm版ではそれらの隠しキャラまで移植されているのだろうか？ それを確かめてみるのも一興だろう。また、続編の移植も今後期待されるところだ。 （塩野貴之）
【作 者】 (株)オルジェ 【作者のホームページ】 http://www.oruge.co.jp/ 【備 考】 試用期間中はステージ1のみブレイ可能 |
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