最近のワインブームにともない、ワインの消費量は年々増えつつあります。ワインは、ビールやウイスキーと違って、毎回違う銘柄を探して飲まれていませんか? その理由は、やはり一本一本微妙に違った味と、世界に及ぶ膨大な種類、そして、一本が100円から100万円と非常に大きな価格差があることでしょう。ワインの奥の深さ、そして常に人に語り継がれる魅力は、そこに理由があるのだと思っています。そこでこの「My Winecellar」が生まれました。本ソフトの構成は「飲んだワイン」と「所蔵ワイン」に区別されます。ともに、飲んだ日や購入日、銘柄、産地、ヴィンテージ、価格、飲んだ感想などを、選択式で簡単に記入できます。「飲んだワイン」では、記録されたデータを19ヵ国の産地国に区別することができ、代表的な国、例えばドイツ、イタリア、フランスなどの8ヵ国に関しては、なお深く産地別および赤・白別に区別してデータを格納し、表示することも可能です。また、飲んだワインの中で特に気に入ったものは「お気に入りワイン」として別に登録でき、あとで友人・知人に勧める際には大変便利です。
次に「所蔵ワイン」では、記録されたデータをドイツ、イタリア、フランスとそれ以外に4ヵ国を自由に選択して、計8ヵ国のワインを区別して格納し表示することができます。「所蔵ワイン」を飲んだ場合は「飲んだワイン」としてデータが転送できるため、新たに記入する手間も省けます。「飲んだワイン」「所蔵ワイン」ともに、本数や使用金額を瞬時に計算し表示ができるので、「何本あるんだろう?」「いくら使ったんだろう?」と思われる方には大変効果のある機能といえます。記録された各データはExcel形式で保存、印刷が可能です。本ソフトを利用され、ワインとともに楽しいひとときを過ごされることを願っております。
(中窪 茂)