近年、インターネットの利用で「気づかぬうちにパソコンが国際電話やダイヤルQ2に接続され、後日高額な通話料金の請求を受けてしまう」という被害が相次いでいます。これは、インターネットで怪しいプログラムをダウンロードし、それを実行することによって、接続先が通常利用しているプロバイダのアクセスポイントから国際回線やダイヤルQ2に変更されてしまうためです。これにより、通常では考えられない額の通話料金(場合によっては月10万円を超えることもある)を請求されてしまうのです。そこで、パソコンが国際電話やダイヤルQ2に接続する前に危険を警告するソフトとしてDial Saverを開発しました。Dial Saverは起動しておくだけで自動的に危険がないかどうかを調べ、危険があったときのみユーザに警告を発します。初心者が被害に遭いやすい現状を考え、デザインや操作性は至ってシンプルです。通常はタスクトレイに常駐するため、他の作業には差し障りがありません。インターネットとは世界中の人が適切なモラルのもとで役に立つ情報や技術を共有していくものだと思います。そのためにも被害をなくすこと、被害に遭わないように自己防衛をすることが賢明な判断といえるのではないでしょうか。
(mitsu)