このソフトを作ったのには、以下の理由があります。- 本当にDirectXだけがグラフィックに万能なのか調べる
- とにかく軽く動く
- プログラミング的に、MS-DOSとの違いを検討する
1.については「StretchDIBitsというAPIは、まだまだ使える」ということがわかりました。特に、古いマシンほどこのAPIは最適化されていて有効である、という感じがします。最新のマシンでは、APIの古さゆえに、ドライバが最適化されていない場合があるようです。それでもなかなか高速です。
2.については、このベンチマークを起動していただくとおわかりいただけますが、グラフィックを扱ったソフトなのに、非常に軽快に起動、動作します。起動までの待ち時間がありません。多重起動をお試しになってもおもしろいと思います。
3.について。MS-DOSでは、多発色高解像度モードを使用するとき、難解なハードとドライバの知識、それに処理のオーバーヘッドがありました。ですが、Windowsではこの問題がシステム側で吸収され、煩わしい問題からプログラマが解放された、ということがわかりました。
このベンチマークを作成したあとに、DIBSectionというAPIの存在を知り、現在このAPI用のベンチマークを作成中です。このAPIは昔、WinG APIとして知られていました。StretchDIBitsよりも機能が豊富なようです。
(島 康太郎)
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