このソフトはひらがなとカタカナを学習しますが、同時に縦読み、横読みの概念も視覚的に理解できるようになりますので、「いつの間にか子どもが絵本をひとりで読んでいた」と驚くかもしれません。しかし、読む基本は発声です。このソフトでは、五十音を正しく発声し、腹式呼吸で声に深みを持たせて、はきはき話せるようにすることが最終目標です。最初は間違っててもかまいませんから、画面から出る声を大きな口でおなかに力を入れて復唱させることが大事です。

私たち大人が見知らぬ外国語を学ぼうとするときと同じで、ひたすら教科書を眺めていても会話はできません。見よう見まねでぎこちなく発声しているうちに、舌の動きも次第に滑らかになり、それらしく聞こえるようになるものです。はきはきした言葉を話す子はたいてい行動も堂々としていますから、対人関係においても損になることはないでしょう。