お寺の檀家さんが亡くなった場合、住職はただちに初七日から百箇日までの中陰日付を計算して一覧表を作り、遺族の方へ渡さなければなりません。通常は指を折って数えるか、早見表などを繰って日にちを割り出し、表に書き込んで作成しますが、それでは手間がかかったり、計算違いしたりすることもあります。そこで考えたのがこのプログラムで、日付の計算から表の印刷までをすべて自動的に行うことができます。亡くなった日付を入力するだけで、中陰日付の計算、曜日の表示、和暦と西暦の換算などをすべて自動的に行います。必要に応じて戒名や俗名、戒名のよみがな、寺院の名称や所在地などを印刷することもできます。そのほか、年回表の計算と印刷、当該年度における年回早見表の印刷、故人のデータをCSV形式のデータファイルに保存することなどもできます。ユーザは主に寺院関係者ですが、仏壇店や葬儀社の方にも使っていただいております。
(吉田 大治)