新聞、文献、雑誌、実験値などに出ているグラフを読み取りたいとき、この関係式があれば、計算をして目的とする答えを計算できますが、統計データや実験結果、複雑な関係式をもとに作図されたものであれば、人力で読み取るしかありません。これを数式化し、表計算ソフトや自作プログラムで利用出来れば即座に答えを出すことが可能です。これを可能にしたのが「ScanDt」です。グラフをデジカメやスキャナで読み取り、読み取った画像ファイル(BMP/JPEG等)を「ScanDt」に展開してマウス操作でグラフ上を指定しながらデータを取ると、読み取り誤差が最小となる数式を、最高3分割までして自動で求めることができます。しかも、グラフ上にパラメータが存在すれば、最高10本までの関係曲線を一度に算出することが可能です。技術計算や統計解析に威力を発揮します。
利用した一例を挙げますと横軸(X軸)に年齢、縦軸(Y軸)に健全な歯の本数があったとします。この統計図に女性と男性の各年齢の健全な歯の本数の折れ線グラフがそれぞれ描いてある場合、「ScanDt」でこれらを一気に誤差が最小となる数式を求めることができるのです。そのほか、身長、視力、座高等共通した統計データがあれば、まとまったプログラムや表計算を作成することが可能となります。
(pipi-chan)