図面屋としてCAD運用するのに、どういう形がよいかということを真剣に考え、「Parts」を作ってきました。第一に入力スピードです。入力スピードを上げないと図面単価を下げることができず、他社との競争に勝てません。入力スピードを上げるには、適当に書いて変換する自動作図や、オペレータの操作を予測して動作させるなどで対処しています。第二に、わかりやすくチェックしやすいという点です、他人の書いた施工図をひと目見て把握するのは困難です。これは図面を管理する立場の人には、最大のポイントになります。その部分を「Parts」は3Dでサポートします。「Parts」は、3D画面上で各方向から直接経路入力が可能で、寄り寸法も修正することができます。
第三にCADの習得期間です、内容がよくても習得するのに時間がかかったり、すぐ忘れたしまうようでは話になりません。設備CADはどうしても操作メニューが多く、またいろいろな設定があるため、設備CADを購入する際は通常、1週間程度講習を受けるのが一般的です。しかし、「Parts」はなんとか講習なしで運用できるように努力しています。最低限のメニューはポップアップに組み込み、各操作状況に応じて適切なメニューがで表示されるので、複雑怪奇なメニューを覚えなくとも、とりあえずは作図ができます。
((株)図面ソフト)