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ちょっと意外かもしれませんが、小説を書くことを本業とする場合、最も大切なのは、実は『最後まで書くこと』です。印税や原稿料は完成原稿に対して支払われるものであって、未完成原稿は駄作ですらないのが真実であります。
とはいうものの、読者の立場と違い、書きながらだいたい執筆枚数ぶんぐらいは読み直す。長編の場合だと少なくとも冒頭は400回は読み直してる計算になる。これではどんな傑作を書こうが飽きるに決まっているんだけど、問題は自分の作品に対する飽きと『これは駄作ではないのか』という自分の作品に対する疑念の区別がつきにくいこと。
書きながら「うわわわわわ」とどたまを抱えて自信を喪失するのはよくあることなんで、とにかく最後まで褒めて褒めて褒めて褒めたおしてくれて、脱稿にたどりつける(まあ、脱稿しないと食えないので、自信をなくそうが何しようが、ちゃんと書いてますけどね)ために、ということで『鈴木輝一郎の脱稿君』を作りました。
このマスコットは画面を移動しません。デスクトップに常駐させておくと、じっとあなたの原稿がひと区切りつくまで根気よく待っててくれます。
原稿を一旦書き上げたら、書き上げた場所までドラッグして、shiftキーを押しながらマ
ウスクリックしてください。あと、『自分の書いてる原稿、つまんねーんじゃないか』とふと思ったときに、そこへドラッグしてシフト+クリックしてもいい。先を書くはげみに
なるはずです。
原稿を脱稿したら、画面の中央にドラッグして、optionキーを押しながら マウスクリックしてください。『脱稿ダンス』を踊ってくれます。
だけどさ、原稿読んでとりあえず褒めてくれて、『続きがよみたーい!』と、嘘でもいいから言ってくれるのって、本来女房がやってくれたっていい仕事だとぼくは思うぞ、ほんまに。
ちなみにこれ、『印税ウエア』です。面白いと思ったら鈴木輝一郎の本買って下さい。今書店で入手できるもの(ただ、注文しないとない)としては、
1)国書偽造 新潮文庫 520円 時代法廷推理。豊臣秀吉の朝鮮出兵に材をとったもの。
2)新宿職安前託老所 出版芸術社 1500円 第47回日本推理作家協会賞受賞作
などがあります。
この他の鈴木輝一郎の著書や著作リストについては鈴木のホームページから、八重洲ブックセンターの通信販売のページにリンク張っているので、利用してやってくださいませ。
ソフト名: | 鈴木輝一郎の脱稿君 |
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動作OS: | MacOS |
機種: | Mac |
種類: | その他 |
作者: | 鈴木 輝一郎 |