ダーティ・ファットマン

 ある日、ファッティが天王星のレストランでケーキを食べていた。
「ん〜このケーキは美味い!」
偶然隣を歩いていた店長がそれを聞いて、
「ありがとうございます。当店ご自慢のドラゴンフルーツクリームのパパイヤタルトです・・・そう言えば、彼方賞金稼ぎですよね」
「ああ、そうだが」
「最近夜ここら辺で、女性の殺し屋が出て来ているんです。」
「えっそうなのか?」
「はい、ISSPは捕まえようとしたのですか、一瞬にして殺されたらしく、その場から逃げ切れたとしても、次の日になれば死のキスで殺されてしまうと言う事なんですよ」
「名前は?」
「卑弥呼・・・着物の様なくノ一の服を着た美人の殺し屋です」
「よし、わかった・・・見てみよう・・・」
「お願いします・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・夜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「さあ、出て来い!」
ファッティはレストランの前で待ち構えていた。
「ふふふふふ・・・・ふふふふふ・・・」
女性の声が静かに静かに聞こえ、卑弥呼が現れた。
「んっ!来たか!」
「・・・・ん?・・・・今日は彼方一人?」
「そうだが・・・」
「まあよい・・・・・さあ、今すぐ楽にして上げる」
「!」
卑弥呼は短刀を出して、ファッティに襲い掛かった。
「はーっ!」
「・・・・おっと!・・・なんて素早い動きだ・・・」
「今度はどうかな!」
「シャキン!(効果音)」
「うっ!・・・・・ちっちくしょう・・・右腕をやられた・・・・・」
ファッティは腕を押さえた。
「うふふ・・・・・人は見た目によらず・・・結構やるではないか・・・さあ、始めましょう・・・」
「ちっ!」
卑弥呼はファッティに飛び掛かり、短刀を縦振りした。
「・・・・・このっ!・・・・」
ファッティは卑弥呼の腕を掴んだ。
「今度はこっちの番だ・・・・・!・・・・!・・・・!・・・」
「うっ!・・・・うっ!・・・・うっ!・・・」
ファッティは卑弥呼の腹を殴り始めた。
「・・・・・!・・・・!・・・・どうだ!参ったか!」
「・・・・フン!・・・ザコが・・・・・」
「まだか・・・・・・!・・・・・・!・・・・・!・・・」
「うっ!・・・・うっ!・・・・うっ!・・・・」
「さあ、どうする・・・このまま苦しい思いをするか?・・・」
「ふふふ・・・」
「では、これで最後だ!」
ファッティは卑弥呼を持ち上げて、地面に叩きつけた。
「ぐはっ!」
「そう対した事でもないな・・・」
「甘いな・・・」
卑弥呼はファッティの顔を逆立ちで蹴り、バック転で間合いを取った。
「うっ!・・・・いってえ・・・」
「私をこれだけ傷つけといて・・・ただで済むとは思って?・・・・」
「覚悟の上だ!」
「そう・・・では、死んでもらうわ・・・」
卑弥呼は高速でファッティに攻撃を仕掛けた。
「うっ!・・・ぐはっ!・・・ぐおっ!・・・」
「まだまだ続くわよ・・・」
「うわっ!・・・ぐっ!・・・」
「はーっ!」
卑弥呼はファッティに回し蹴りを食らわした。
「うわ――っ!」
ファッティは吹っ飛ばされた。
「私の体をこれだけ傷つけるのは、彼方が初めてよ・・・だから、私も初めて本気でやらせてもらった・・・」
「うっ・・・くっ・・・くそー!・・・」
ファッティが立ち上がった。
「ほう、まだ立てれる気力が残っているとは・・・・・では、彼方には幸せな死を・・・・」
卑弥呼は自分の服を全部脱いで裸になり、ファッティに近づいて行く。
「・・・彼方は本当に運が良いかもよ・・・最後に私の裸を見られるなんてね・・・」
「・・・・・」
そして、卑弥呼はファッティの顔を両手でやさしく掴んだ。
「さあ、死のくちづけを・・・」
「かかったな!」
「えっ・・・」
「バキュン!(効果音)」
卑弥呼の腹から銃弾が貫いた。
「なっ何故・・・・・・ふふ・・・私・・・彼方のような・・・人に・・・殺される・・・・・・なんて・・・ね・・・・・・」
卑弥呼は笑みを浮かべながら倒れた。
「人を殺して、得る物は・・・自分を崩す・・・悪の心だ・・・」

  SEE YOU SPACE COWBOY...


作/ホーセス

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