『Cat』

俺がこうして、トイレで精神を統一するのはそう珍しくは無い。
トイレが空くのを待ってる予約客がいるのも、日常茶飯事だ。
だが今は精神を無にする・・・。無だ・・・無・・・。
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私がこうやって、トイレが空くのを待つのはそう珍しく無い。
トイレの中で男が精神統一をしてるのは日常茶飯事で、
私はただ、それを根気よく待つだけ・・・
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じゃーーーーーーーごごごごご(効果音)
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トイレを出ると、俺の前に、黒い猫がいた。
ぎらぎらした小生意気な目がこっちを見ている・・・。
『なんだよ。』
おれが足で軽く猫を蹴ると・・・
『何すんのよ!いきなり!』
・・・・と怒鳴りつけてきた。そして・・・
ばっしゃああああああ!!
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トイレから出て来たこの黒い猫は、
間の抜けた顔でこっちを睨んでる。
私に気付くと『なんだよ。』と言って私に蹴りを入れて来た。
なんで黒い猫がトイレの中からでてくんのよ!
『何すんのよ!いきなり!』
寝ぼけづらに手にもっていたコップの水をぶっかけてやった!
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その黒猫は俺の顔に思いっきり、つばをはきやがった!
『きさまあ!』
腹たった俺はトイレットペーパーを掴むとその黒猫に
投げ付けてやった!
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水をかぶった黒猫は、私にトイレットペーパーを
なげてきた!
『なにすんのよっ!』
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その猫は腹たったらしく、俺に襲い掛かってきた!
『なにしやがる!』
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ぼかぼかんぼかぼかぼかぼかぼ!!!!!
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・・・・・・っんあ!
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・・・・・・っへえ!
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黒猫に最後決めの一発を食らうと、俺はトイレの中で
目をさました・・・。
心を無にした瞬間。俺は夢をみたらしい。
・・・・・・出るか・・・。
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黒猫に最後の決めの一発を放つと、私はトイレの前で
目をさました・・・。
根気よく待ってる内に寝てしまったようで・・・。
・・・・・・トイレ空いてるかしら・・・。
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がーー(ドアの空く音)
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お。
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あ。
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ギラギラした小生意気な目がこっちをみてる・・・。
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間の抜けた顔がこっちを睨んでる・・・。
『ちょっと。蹴らないでよ。』
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『そっちこそ、水かけてくんなよ。』
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ぷっ・・・
あ〜はっはっはっはっ!!(二人)
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どうやら、俺はこの跳ねっ返りと同じ夢を見たらしい!
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どうやら、私はこの男と同じ夢をみてしまったみたい!
『あ、おい。あれ』
男が突き当たりを指差す。
『何?』
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『あっ!』
女がそれに気付いて目を丸くする。
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『おい、二人とも。なにやってやがんだ。早く起きろ、飯だぞ!』
でっかい黒猫がそこにつったっていた・・・。
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『これも夢か?』
俺が女に聞いてみた。
『そうじゃないの?ま、起きたらまた逢いましょう。』
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『・・・・・・んあ!』
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『・・・・・・へえ!』
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俺はトイレの中で目をさました・・・。
さて、出るか。外で小生意気な目をして待ってるやつがいる。
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私はトイレの前で目をさました・・・。
さあ。そろそろ。寝ぼけづらが出て来る頃・・・.
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がー(効果音)
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『よ。』
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『はあい。』
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突き当たりでジェットが『飯だあ』と叫んでる。
『・・・ふう、いくか』
『・・・ええ。』
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私達がリビングに向かう途中・・・
『きいいいいいいいいいいいいいいいいいん!』
二足で走り回る黒い猫が・・・。
『ねえ。』
『・・・・ああ』
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『・・・・・・んあっ!』
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『・・・・・・へえっ!』
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おれはトイレの中で目をさます・・・。
さっさとでるか。
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私はトイレの前で目をさます。
はやく出て来なさい!
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がーーー(効果音)
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『よお。』
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『はあい・・・』
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突き当たりでジェットが『飯だあ』と叫んでる。
『・・・おれ、いいや・・・寝る・・・』
『・・・私も・・・寝るわ。』
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二人が俺の食事を断った・・・明日は雪に違いねえ。
俺がリビングに戻ると、黒い猫がソファを占領している。
『そうそう、アイツラにお前を紹介しなきゃなあ!!火星の野良猫さんよ!』

        『にゃ〜〜〜〜〜〜〜〜』

  Goot dream for Cowboys...,

作/Gren

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