2.1 ゲーム木

この章では、オセロに限らず、多くのゲームで行われている探索について説明します。
探索とは、現在の局面を最初として、自分の手および相手の手によって、今後局面がどう展開するかを考え、もっとも得になる手を予想する作業です。

探索の様子を図であらわすために、「ゲーム木」(下図)を考えます。
ゲームの木では、局面を節点(図の丸と四角)であらわし、手を枝(丸と四角を結ぶ線)であらわします。
図では、四角は自分の手番のときの局面(以下自局面と呼ぶ)をあらわし、丸は相手の手番のときの局面(以下相手局面)をあらわしています。
一番下の節点を葉と呼びます。
図で葉に書かれている数字は、その局面での評価値をあらわします。
(高い方が自分にとって有利だとみなす)

次節からは、この評価値から次の手を選ぶための方法について解説します。


ゲーム木
ゲーム木

トップに戻る
2.2 Mini-Max法