Lecture of the MASKING Return to top
    マスクの種類

    一口にマスクといってもいろいろな種類があります。
    ここではFLMASKで扱うことの出来る5つのマスク方式について解説します。

    マスクをかける場合は、それぞれの長所と欠点を知った上で目的にあったマスクをかけましょう。
    各マスクを独断と偏見を織り交ぜて比較してみました。

    マスク方式 256色画像 JPEG 多重マスク 隠蔽性 短所
    Q0マスク NG Good NG Poor オプションが多くあり複雑
    WINマスク Good Poor NG Poor JPEGファイルでマスクノイズ発生
    MEKOマスク NG Good Good Poor 微少な領域へのマスクが苦手
    FLマスク Good Good Good Good 微少な領域へのマスクが苦手
    CPマスク NG Good Good Excellent 256色の画像が扱えない
    ※「多重マスク」とは、マスク領域が部分的に重なったマスクを複数かけること。
    ※ Q0マスクはネガポジ反転+ガラス処理を想定しています。

    各マスク方式の例

    オリジナル

    それでは実際にマスクを画像をかけてみましょう。
    ここでは左のJPEGファイルを原図に用いました。

    Q0マスク

    Q0マスクとは「くらくら」さんの作のマスキングツール「Q0MASK」 で用いられているフルカラーの画像をマスクする代表的なマスク方式です。

    いわゆる「ガラス処理」と「ネガ・ポジ反転」によるマスク処理が特徴的です。

    Q0マスクには幾つかのオプションが存在し、 その組み合わせにより多彩なマスク処理を行なうことが出来ます。
    しかし、そのためマスク方式が統一的でないと言うこともできます。
    フルカラー画像専用。

    CPマスク

    Mac版のマスクツール MozKiller の作者内野氏の発案で、 FLMASKと共同開発したマスク処理です。

    マスク処理に多様性を持たせるために、 ユーザが入力したコードパターン(Coded Pattern=CP)と呼ばれる文字列をもとに マスクパターンが決定されます。
    マスクにより、小さくブロック化された領域がランダムに入れ替わります。
    このマスクもオプションがなく、複雑な操作を必要としません。フルカラー画像専用です。

    なお、左の写真は[sample]マスク例です。

    FLマスク

    FLMASKのオリジナルであるマスク方式です。

    マスクをすると、渦巻き状になるのが特徴です。

    このマスクもオプションがなく、複雑な操作を必要としません。 (旧バージョンとの互換性のためのオプションはある)
    フルカラー・256色の両方をサポートします。
    なお、旧バージョンでは、ネガポジ反転はありませんでした。

    Mac版のマスクツール MozKiller もこの方式をサポートしています。

    WINマスク

    WINマスクとは外村 高章さん作のマスキングツール「WinMask」 で採用されている256色の画像をマスクする代表的なマスク方式です。

    縦に縞状になるマスクが特徴的です。

    このWINマスクにはオプションがなく、 非常に手軽に256色の画像をマスクすることが出来ます。

    JPEG画像との相性がよくないので取り扱いには注意が必要です。

    MEKOマスク

    MEKOマスクとは五十嵐洋二さんの作のマスキングツール「MekoMASK」 で用いられているフルカラーの画像をマスクする代表的なマスク方式です。

    マスクにより、大きめにブロック化された領域がランダムに入れ替わります。

    このマスクもオプションがなく、複雑な操作を必要としませんが、 フルカラー画像専用。

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