石井川上流に烏原貯水ダムがある。明治から大正にかけて作られた古いものだが、震災に耐えた。元は上水道の水源であるが、神戸市の水道が淀川水系に頼るようになった今は
治水の役割の方が大きい。ダムの堰堤の中程に石造りの小屋が見え、ここで水量の監視と調整を行なっているが、現在では無人である。また、釣り人が勝手に持ち込んだブラックバスが繁殖して生態系を破壊している。
最終更新日付：1999年07月22日
石井川上流に烏原貯水ダムがある。明治から大正にかけて作られた古いものだが、震災に耐えた。元は上水道の水源であるが、神戸市の水道が淀川水系に頼るようになった今は
治水の役割の方が大きい。ダムの堰堤の中程に石造りの小屋が見え、ここで水量の監視と調整を行なっているが、現在では無人である。また、釣り人が勝手に持ち込んだブラックバスが繁殖して生態系を破壊している。
もう一方の天王谷川の上流には治水を目的に天王ダムが建設されている。
しかし、二度に渡って大雨を防ぎ切れなかった。
天王谷川に沿って神戸の旧市街から有馬温泉方面に向かう有馬街道がある。新道が開通後も路線バスは住民の利便を考えて旧道を走行していたが、今度の水害で土砂崩れの危険性があり、旧道は自動車通行止めになり、現在バスは新道を走っている。旧道にあった、草谷、高座、の２バス停は休止されている。
(C) 1999 るなーる / 小松敏郎 (KOMATSU Toscirou)