INT 21h, AX=6300h

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カテゴリ : DOS

DOS の DBCS ベクタを取得します。

設定
なし
戻り値
DS:SI
DBCS ベクタのアドレス

説明

大部分の DOS/V アプリケーション/システムプログラムは、日本語/英語モードの判定に DBCS ベクタの内容を利用しています。 DBCS ベクタのアドレスに格納されているデータは、日本語モードでは、

offset value
  +0     81h
  +1     9Fh
  +2     E0h
  +3     FCh
  +4     00h
  +5     00h
 (以下不定)
英語モードでは、
offset value
  +0     00h
  +1     00h
 (以下不定)
となります。 日本語以外での DBCS 環境(中国だの台湾だの韓国だの…)ではこれ以外の値を格納している場合もあります。

バージョン 4.0 もしくはそれ以降の DOS では、このファンクションはもれなくサポートされています。 バージョン 3.31 以下の場合にはいささか微妙です。 英語版の DOS 3.30 ではサポートされていませんが、NEC PC-9801 用の MS-DOS 3.3 ではサポートされています(たしかそんな記憶が…)。 AX 用の MS-DOS 3.21 でもサポートされていたはずです。 DOS 3.1 では英語といわず日本語といわずサポートされていません。 (あとは DOS 2.25 というのがあるがここでは眼中にいれない)


参照



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