┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                   ┃ ┃           TIFMAKER.EXE            ┃ ┃                                   ┃ ┃      モノクロ画像ファイルからTIFへの変換プログラム     ┃ ┃                                   ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ = 背景 =  コンピュータ上で画像を扱う際の問題の1つに、画像ファイルフォーマットの 不統一があげられます。  とりわけ、画像処理装置では、フレームメモリのイメージをそのままで画像フ ァイルにしてしまうことが大半です。  このような場合、その画像を別の市販ソフトに取りこんで表示したり印刷する ことはできません。  本プログラムは、そのようなモノクロベタ画像をDTPソフトで標準的なTI Fファイルに変換するものです。 = 機能/用途/動作概要 =  モノクロベタ画像(フレームメモリのイメージのまま)ファイルからTIFフ ァイルを作成します。  Windows95,98,NTのコマンドラインアプリケーションです。  同梱のソースプログラムをコンパイルすることで、他の処理系への移植も容易  です。  少ない計算機資源で、非常に高速で動作します。(ファイルコピーと大差ありません) = 基本起動書式 =  TIFMAKER 変換元ファイル [パス名][変換先ファイル[.tif]] [オプション]   入力画像のオプション指定 /W### 横方向画素数  (既定値 /W512) /L### 縦方向画素数  (無指定時ファイルサイズから算出) /D# 1画素あたりのビット数  (既定値 /D8) /P# イメージデータ形式 (既定値 /P1) 0:0が白を示すモノクロ画像 1:0が黒を示すモノクロ画像 2:RGBカラー画像(単一プレーン) 3:RGBカラー画像(複数プレーン) /F# ビット充填順序 1 = 左->右 2 = 右->左  (既定値 /F1) /O# 画像のスタート位置 (既定値 /O1) 値 最初の行 最初の列 1 : 上 左 (通常) 2 : 上 右 3 : 下 右 (WindowsBitmapなど) 4 : 下 左 5 : 左 上 (横向き反転) 6 : 右 上 8 : 右 下 (1以外を指定した場合、ソフトによっては無視される場合があります) /S## スキップバイト数(入力画像のヘッダ数) (無指定時ファイルサイズから自動算出) /R## カラーデータの並び順 (既定値 /R0) 0 : RGB順 1 : BGR順   出力画像のオプション指定 /B# バイト格納形式 I(0):インテル形式,M(1):モトローラ形式  (既定値 /BM) /C# 圧縮種別 N:圧縮せず P:PackBits圧縮  (既定値 /CN) /X### 横方向解像度[dpi]  (既定値 /X180) /Y### 縦方向解像度[dpi]  (既定値 /Y180)  オプションはファイル名の後に、/または−に続けてください。また、大文字・ 小文字のどちらでも受け付けます。 = 拡張子ごとのオプションの自動切り替えについて =  定義ファイル[.dfn]により入力ファイルの拡張子に応じてオプションを切り替える ことができます。  各行の先頭に拡張子(「.」は必要,例「.IMG」)を記述し、その後オプションを書きこ むと、入力ファイルの拡張子が一致した場合、そのオプションが採用されます。  また、拡張子を記述しない場合、すべての入力ファイルに対して適用されます。  本定義ファイルは実行ファイルと同じディレクトリにおいておかねばなりません。  また、定義ファイルで指定したオプションより、コマンドラインで与えたオプショ ンが優先されます。 = 入力画像ファイルから画像情報を取得する方法 = 次のオプション(/S /W /L /D /P /F /O)に関しては、ファイルの指定位置から 情報を取得することが可能です。 例えば、スキップバイト数がファイルの先頭から8バイト目にWordデータ(2Byte) で書き込まれているとすると、/S8w と書けばそのファイル位置の情報を読み込みます。 つまり、オプションの数字の後に以下のサフィックスを追加します。 b or B: バイトデータの取得 w or W: ワードデータの取得 d or D: ダブルワードデータの取得 例えば、WindowsBitmapファイルを読む場合以下のように設定します。 .BMP /S10d /W18d /L22d /D28w /R1 但し、本ソフトではパレットカラー画像はうまく変換できません。 = Windows上での使用に関して = データファイルをDrag&Dropすると、第一引数にファイル名が渡されます。 出力されるファイルは、元ファイルと同じフォルダに作成されます。 本ソフトをよく利用される場合は、デスクトップ上にソフトのショートカットを作成し、 その上にデータファイルをDropすれば、非常に簡単に使用できます。 (Windows95,98でロングファイル名を使用する場合、うまくファイル名が渡らない場合 があります。) = 使用言語 =  Visual C++5.0  同梱のソースをコンパイルすることで、他のOSで動作するかもしれません。  但し、インテル以外のCPU上でコンパイルする場合は、バイトオーダーが変わります  ので、修正が必要です。後はファイル名操作関連の関数に注意してください。  ソースを見てわかるように、本プログラムは、データの前にTifヘッダを追加して  いるだけです。つまり、Tifファイルの柔軟性を利用しているわけです。 = 配布されるファイルの構成 =  TIFMAK03.ZIP  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   内容:TIFMAKER.TXT(このファイル) 7,015byte     :TIFMAKER.EXE(プログラム) 56,832byte :TIFMAKER.DFN(オプション定義ファイル例) 336byte :TIFMAKER.C (Cソースプログラム) 17,811byte :TIFMAKER.H (Cヘッダファイル) 4,688byte :おまけ DOS\TIFMAKER.EXE (旧DOS版プログラム) 16,920byte  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− = 連絡先 =  バグや要望・質問などありましたら、電子メールにてご連絡下さい。  また、使用の感想や転載情報なども連絡いただけたら幸いです。 Web http:www.pluto.dti.ne.jp/~horie-ms E-mail horie-ms@pluto.dti.ne.jp = 変更履歴 = 1994年10月06日:Ver0.20 公開(DOS汎用) 1999年11月06日:Ver0.30 Win32コンソールプログラムとして公開 ソースプログラム同梱 オプション(/O,/R)の追加 入力ファイルの位置から情報を取得できるよう改良 = 著作権・再配布・転載等の注意事項 =  本ソフトウェアの使用及び再配布・転載に関しては、以下のような条件を厳守 していただける場合に限り、著作者に無断で行なっていただいて構いません。  ・本ソフトウェアを著作権を放棄していない、いわゆる一般的な”フリ−ウ   ェア”として認識していること。  ・本ソフトウェアを使用したことにより生じた、いかなる損害等もこれらの   責任を著作者に問わないこと。  ・本ソフトウェアに不備・不具合があっても、それを改良・訂正する義務を   著作者に負わせないこと。  ・ア−カイブファイル及びそれに含まれるファイルの構成、内容、名称、著   作権表示等を改変しないこと。   但し、ファイルの追加,定義ファイル[.dfn]の編集についてはこの限り   でない。    1999年11月06日記載、制作者:堀江(Horie-ms) ****************************************************** 以 上 ***********